『トップガン マーヴェリック』がスゴい人気らしいので観に行った。
映像もスゴイらしい。であればどうせ見るならやっぱりIMAXだ。
夕方のクソ会議が終わってすぐにおれは有楽町のTOHOシネマズ日比谷へと向かった。
IMAXと言えば超立体映像の3D。トップガンが3Dになると、おそらく空を飛んでるような錯覚を起こすんだろうな。正直ストーリーなんてどうでもよかった。通常料金よりも500円高くなるがアトラクション代と思えば妥当なところだろう。
劇場に着き、入り口で例のIMAX用の3Dメガネを受け取ると思っていたら何も渡されなかった。
「あの・・・メガネはどこでもらえるんですか」
「ああ、メガネは要りません」
へえ。ついにIMAXは3Dメガネ無しであの立体感が出せるようになったのか。
実際に会場に入るとやはり誰も3Dメガネらしきものを持ってる人はいなかった。
やがて上映時間になった。
最初によくあるIMAXのPRが流れた。
うーん気のせいかな・・・全然3Dに見えない。
そして『アバター2』の予告が流れた。これも1作目が2010年に公開された時、3Dで見た時はその立体映像に驚愕したものだ。
「ぜひIMAXで!」と出たが、この予告も全然3D感が無い。
そしていよいよ本編が始まった。
しかし映像はどこまで行っても3D感が無い。いったいこれはどういうわけだ。他の人はどう見えているのだろう。
疑問符が消えないまま2時間が過ぎた。
結局単にデカいスクリーンで観た、というに過ぎない気分だ。
おれは帰りの電車の中で検索してみた。
「IMAX メガネ 不要」
で、いろいろ探していくうちに結論にたどり着いた。
どうやら「IMAX」というのは=3Dというわけではなく、カメラの映像や音響の技術のことで、IMAXにも2Dもあれば3Dもあり、3Dの場合は当然IMAX 3D用メガネが必要らしい。そして3D上映の場合にはちゃんと「IMAX 3D」と書いてあるらしい。『トップガン』の上映スケジュールを見ると、なるほど3Dの表記はない。
しかししかし・・・
今までIMAXと言ったら『ゼロ・グラビティ』だって『ゴジラ/キングオブモンスター』だって『スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』だって普通に3Dだったじゃないか。普通の人は当然IMAX=3Dと思うだろ。
だったらわざわざ+500円出して無理にIMAXで観なくても、Dolby Atomosで十分だったじゃないか。むしろ音響的にはそっちの方がいいかも知れない。
映画自体は決して悪くなく、アメリカ映画特有の「んなことあるわけないじゃん!」という展開も当然あるが、いやだからこそアメリカ映画は安心して見ていられる。ストーリーも都合よすぎる気もしないでもないがまあいいだろう。ジェニファー・コネリーが一体どういう設定で突然出てきたのか最後まで分からなかったが解説動画で一応意味は分かった。
しかしこの映画は音響重視で見たほうが面白いと思う。
もう一回Dolby Atomosの劇場で見直そうかな。
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