今こそ『プロジェクト・ブルーブック』を考える
戦後、1952年から始まった米空軍によるUFO調査研究のプロジェクト名だが、その目的はもちろん未確認飛行物体の調査と、もう一つの大きな役割がマスコミや一般大衆に対して「そんなものは存在しない。すべて自然現象である」と広報することにあった。この海外ドラマではその背景が良く描かれている。とくに主人公のアレン・ハイネック博士。最初のオープニングで「このドラマはハイネック博士の証言に基づいている」とテロップが出るのだが、ハイネック博士は実在の天文物理学者で、当初はUFO否定派だったのが一転して肯定派になり、政府側から民間UFO研究団体(自分で立ち上げた?)に鞍替えった人物だ。