新型コロナの終わり方?

新型コロナ

ランチで入った居酒屋の油淋鶏がとても美味しかった。そこは日替わりで「肉野菜炒め定食」「油淋鶏定食」「豚バラと茄子炒め定食」「豚バラときくらげ卵炒め定食」「豚バラとチンゲン菜卵炒め定食」をローテーションさせているらしいと最近分かってきた。たまに連チャンで同じメニューということもあるので次はいつ油淋鶏定食になるのか分からない。

最近別の中華居酒屋でも油淋鶏定食のある所を見つけ、そこでも食べてみた。600円で安かったが味は悪くはなかった。ただそこはランチを500~650円で提供しており、いつもそこそこ混んでいる。
店内は結構広く席数も多いが、経営者の方針なのか「相席」を当たり前のようにさせている。さすがにこういう時期なので、一席空け、あるいはせめて互い違いに座らせるならギリ許容範囲としても、この店は混んでいれば4人席にそのまま相席にさせるのだ。しかもアクリルやビニールなどのパーテーションが一切ない。
さすがにそれは反則だろ。

話は油淋鶏ではない、収束のめどがまるで見えない新型コロナだ。
こんな危険な店でのんきに油淋鶏を食べてる場合ではない。
東京だけでなく、大阪、兵庫、福岡まで感染者数の増加は昨年の比ではない。
変異株も出てきてさすがにこのままでは終わりが全く見えない。
非常事態宣言が出ようが感染者数が再び1000人を超えようが、通勤電車はいつも混んでる。
というか日に日に混み具合が増してきているようにさえ感じる。

最近ではコロナ陰謀説がSNSとかでもずいぶん幅を利かせている。
「コロナはただの風邪である」
「そもそもコロナなんて無い」

それはコロナの感染率とか死者数とかを論拠としているようだが、であるなら今現在、医療崩壊に直面している医療機関の医師や看護師の前で「コロナなんてただの風邪ですよ」と言えるのか。
コロナで身内を失った人の前で「コロナなんて政府の陰謀ですよ」なんて言うセリフを吐けるのか。そもそもその論拠は正しいのか。

個人的にはやっぱり新型コロナは危険だと思っている。
まず治療薬がないこと、急激な重症化、そして後遺症だ。
特に後遺症についてはニュースでもさんざん取り上げられ、ネットにも多くの体験談の動画がアップされている。これを「ただの風邪」なんて言えるはずがない。
今のところ空気感染はないらしいのがせめてもの救いかもしれないが、こんな状態が一体いつまで続くのだろう。

中田敦彦のYoutube大学での解説が分かりやすかった。

まず致死率
MERS  35%
SARS 10%
新型コロナ 2%
インフルエンザ 0.02%

「2%って、なんだ大したことないじゃん」と一瞬思うがこれがそんな簡単な話ではないらしいがそれはあとで分かる。

次に再生産数
これは罹患した人がほかの人に移す人数で、
新型コロナは2人。

「え?たった二人?」と一瞬思うがこれも「たった二人」で安心できるものではないという。MERSやSARSはすぐに重症化するのですぐに医療機関に行ったが、新型コロナの場合は無症状の人もいるので、気づかずにどんどん感染が拡がっていくということだ。

そして最後に集団免疫
これは前から聞いたことがある。要はある程度の人が感染し免疫を持てばもう拡がらない、というやつだろう。これにはすでにちゃんと計算式があって

集団免疫=1-1/再生産数

つまり新型コロナの場合

1-1/2=集団免疫

これを日本にあてはめると

1/2=日本の総人口

つまり日本の人口を1億2000万人とすると、6000万人が新型コロナに感染したら集団免疫ができたことになる。
ところが、だ。
ここで出てくるのが先ほどの致死率。
新型コロナの致死率が2%ということは感染した6000万人のうちの2%、120万人が死亡することになる。120万人って、東京大空襲や広島原爆と比較してもとんでもない数字だ。

これを防ぐのが「ワクチン」だ。現在米国では人口の33%、イギリスでは25%がすでに接種済みで、日本では0.8%。このワクチンにも賛否両論があり、「そんな急ごしらえのワクチンなんか危険すぎる」「壮大な人体実験だ」とおれも思っていた。
が、少なくとも集団免疫ができるのをひたすら待つというのも非現実的な気もしてきた。
ちょうど1年くらいに見た映画『感染列島』がリアルに感じられる。


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