『空腹は最強のクスリ』16時間断食を1か月やってみた、その効果とは

ダイエット

社内にコロナ陽性者が出て以来、いろいろ風当たりが強くなってきたのでジムも休会にしていた。当然運動量も激減した。かれこれ2か月くらいは運動らしい運動をしてない。毎週日曜、2時間のテニスレッスンはなんとか継続していたが、気持ち的には週に1回のテニスなんて焼け石に水という感覚だ。

運動量が激減して、自分の中の体感としての変化は、まずお腹が緩んできているような感覚だった。「お腹が緩む」と言っても下痢になったとかではなく、やっと絞れてきた腹筋が次第に緩んでどんどん柔らかくなってきた、というような感じで、はっきり言ってしまえば筋肉が脂肪になったというイメージだ。あくまでもイメージなのでホントにそうなったのかどうかは分からないが、とりあえず妙に柔らかくなっているのは事実だと思う。
「家で運動すりゃいいじゃん」と思うだろうがそれはもう無理だ。時間の問題ではない。確かに昨年の4月ごろはYoutubeなどを見ながら比較的やっていたが、今回は全くやってない。それは「家でのトレーニングなんか面白くない」ということを昨年の経験から脳に記憶されてしまったからだと思う。サラタメ動画で「習慣」についての本を紹介していたが、それによると「人は楽しいとか快楽がないと習慣化はできない」と言っていた。つまり習慣にするのは意志の力ではなく、それを脳がどう感じるかにかかっているらしい。意志が弱いから続かない、とかいう問題ではないのだという。

そんな中で救世主ともいえるメソッドがあった。中田敦彦Toutube大学で『空腹こそ最強のクスリ』という本を紹介していた。タイトル自体は何もそそられないありふれたものなので、もし自分がこの本を手に取って読んだだけなら実践はしなかったかもしれない。しかし中田センセイが自ら実践し、「効果抜群」と言われてしまったら話は違ってくる。
内容としては「16時間の食べない時間を作りなさい」ということだ。プチ断食みたいだがやり方が簡単。夜8時までに夕食を済ませ、次の日の昼12時まで何も食べない、つまり朝食を抜けばいいだけなのだ。しかも昼12時から夜8時までなら何を食べてもいい、カロリーも糖質も考えなくていい、どうしてもお腹が空いたときはナッツなら食べてよし、というではないか。いちいちカロリーや糖質、あるいは食べる量を気にするのではなく、「お腹にものを入れない時間を16時間とる」というところがミソらしい。約10時間で消化は完了し、そこから6時間は「オートファジーが発動され免疫力の強化や体内の若返りが行われる」というメカニズムらしい。「オートファジー」とは、一言で言ってしまえば究極のアンチエイジング機能とでもいうのだろうか。

さっそくおれは楽天市場で素焼きのミックスナッツ850gを買い込み、16時間断食を始めた。しかし実際にやってみると意外と楽だった。朝食を抜くだけだし、12時から夜8時までは何を食べてもいいのだ。朝食を抜くということはむしろ朝のあわただしさも緩和され、朝の時間に余裕もできる。
始めてからもう1か月が経とうとしている。
さて、その効果は・・・。

感覚としてはやはり運動してないので体全体が緩んでしまった、というのは変わらない。
瘦せたのか???
1日2食になり、しかも何を食べてもいいというのでドカ食いになりがちで、ラーメンやチャーハンなどの炭水化物も摂取し放題だった。自分の感覚としてはもうヤバいくらいのリバウンドをしているという確信があった。だから1か月以上体重計にも乗らなかった。現実を認めたくなかったのだ。

しかしいつまでも現実から逃げているわけにもいかない。そこで先週、もう覚悟を決めて体重計に乗ってみた。
相当のショックを受けるだろうと思いながらおそるおそる体重計に乗ると・・・
「マジ?」
どうしたことか、体重は増えてるどころかむしろ500gぐらいだが減っていた。
「おお、なんと!」
正直驚いた。あれだけいい加減な食生活をしていたのにリバウンドなしか。しかし当然だが筋肉量は減り、体脂肪は2%ぐらい増えてしまっていた。経験的にわかっているが、体脂肪の2%を減らすというのは結構時間がかかる。

4か月も『空腹は最強のクスリ』16時間断食をやってみた結果

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