サンダーバード

エッセイ

以前、ツイッターで
「自衛隊は災害時に活躍する国際救助隊に名称を改めればいい。どこの国とも交戦しないのだから銃も戦車も戦闘機もいらなくなり、代わりに救助活動のための大量輸送機だの掘削機だの最新鋭の機械を導入するのだ。世界の喝さいを浴びるぞ」
と何度もつぶやいたのに私の一応1300名強のフォロワーはことごとく無視し続けた。
そのくせ「日本から米軍を全面撤退」などとつぶやいた日には
「北朝鮮が攻めてきたらどーすんだ!」
「中国に侵略されるぞ!」
「わかってねーなーこいつ」
など罵詈雑言が素早く返って来たものだ。
安倍晋三は「自衛隊と憲法が合わないから子供に説明できない。だから憲法は改正すべきだ」と言ってたが、憲法では「武器は持たない、いかなる戦争もしない」と書いてあるのに、これと違うことやろうとするから説明がつかないのだ。
しかし今日の東京新聞を読んでいたら、新党日本の田中康夫の公約ではまさにこの自衛隊サンダーバード化計画が記されているというではないか。すばらしい!あんたは実はすごい人だったんだ!

さて、現実問題として、本当に日本が丸腰になった時、何が起こるだろう。
想像がつくのは、何かしら有事の事態が起きた時、おそらく誰も助けてくれないだろうということだ。国連の抑止力など期待するだけ無駄だろう。
となると何かしら自分を守るすべが必要なのではないか。やっぱり再軍備・・・
いやいや、それではあまりに能が無さ過ぎる。終戦から70年近くもたってるのに同じ発想では進歩が無い。
ここはひとつ、日本が生んだ天才マーケッターが集結して、武力なくして身を守る法、つまり「日本が無くなるとすっごく困る」理由をその天才的な頭脳で考え、世界に発信する。占領したくてもできない理由があればいいのだ。今の日本にはそういうことを考えられる頭脳は結構あるんじゃないだろうか。

そこで話は戻ってその一つが「国際救助隊(サンダーバード)」だ。
「国際」との名の通り、世界の災害地域に20数万人の精鋭が救助に向かう(もちろん国内も)。
地震、津波、ハリケーン、火山の噴火。さらに別働隊として国際医療団も結成する。
サンダーバードは中国だろうが北朝鮮だろうがアメリカだろうがヨーロッパであろうが重大な災害で要請があればただちに派遣される。それは戦争の援護射撃ではなく人命救助のためだ。
がんばれ新党日本、がんばれ田中康夫!

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