龍を見た人④~鞍馬寺の謎

パワースポット

上野から夜行バスで京都まで行き、早朝に鞍馬寺へ行ってそのまま貴船神社へ抜ける。
そしてその日のうちに奈良まで移動し1泊。
2日目は春日大社、東大寺、新薬師寺、興福寺などを見て東京に帰る・・・。

せっかく遠くまで行くんだからどうせならもう1泊してさらに別のところにも行けばいいのに、と考えなかったわけではない。
旅行好きの人からすれば信じられないだろうが、それはそれでなんかめんどくさく思えてきたのだ。
おそらく「一人旅」が好きな人って結構多いのではないかと思うが、自分にとっては全然興味が無いのだ。否定するつもりは全くないが一人で旅行して何か楽しいのだろうか。
その辺の感覚が自分には欠如している。
今回の目的だって観光旅行のつもりはなく、「パワースポットで龍を見れるか」、「見れないまでも何か感じてみたい」、というものだ。

ふと、思ったんだがそもそもなんで鞍馬寺?
SHINGOが龍を見たというのは高野山だったはず。なんで鞍馬山が出てきたんだろう。
SINGOの本に載っていたので候補に入れただけだったろうが、何のために鞍馬寺へ行くのか目的がぼやけてきた。
鞍馬寺っていわゆる「鞍馬天狗」のあの「鞍馬」の事なんだろうけど、いろいろ調べてみると鞍馬山自体には謎が多い。
この山全体に宇宙エネルギーが降り注いでいるパワースポットで、鞍馬寺の公式サイトでさえ「宇宙エネルギー」「天界エネルギー」という言葉を使っている。

650万年前(諸説あり)に「サナトクマラ」という金星人が鞍馬山に降り立ち、今では鞍馬寺の近くの「魔王殿」という場所に「サナトクマラ」が祀られているという。

UFOネタや超常現象ネタが昔から大好きだったおれでもこの「サナトクマラ」というのは聞いたことが無かった。
金星から来たアセンテッドマスターで、インドのヒンドゥー教の神ブラフマンでもあり、今でも人類の進化をサポートしているのだという。
Wikipediaにも載っていたが読んでいても何が何だか分からない。
宇宙人でもありインドの神でもあるのにそれがなぜ鞍馬寺にいるのか。
もう全く意味が分からない。
「鞍馬(くらま)」と「クマラ」も微妙に不一致だし。
謎すぎるのでとにかくその魔王殿に行ってみよう。

そして鞍馬寺から山を下って行けば自動的に貴船神社にたどり着くようだ。
知らなかったが京都で「龍」と言えば貴船神社らしい。

実は「貴船」と言えば、おれにとってはずっと前から知ってる単語でもあるのだ。
いまだに聴き続けている名古屋出身のアーティスト「きくち寛」の代表作がまさに「貴船川」という曲で、歌詞の中に「鞍馬の貴船川~」というのが出てくる。
貴船神社はミーハーな女子が訪れる恋愛成就のための神社かと思っていたら、もともとは龍らしい。

はたして霊感ゼロのおれが金星人サナトクマラや龍を見たり交信できたりするのであろうか。

つづく

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