鉄道博物館はこれでいいのか

育児の部屋

埼玉県大宮にある「鉄道博物館」に行ってきた。
別におれが鉄道マニアなわけではない。
むしろ鉄道なんか全然興味がない。
子供を連れて行きたいと鬼嫁が言うので会社も休みでもあることだし、そんなに遠いところでもないしということで出かけたのだ。鬼嫁の父母も連れて行った。
 
大宮駅から「ニューシャトル」というのに乗り換えてひと駅目にあるのだが、夏休みということもありちびっ子家族連れでかなり混んでいた。
自分が子供の頃も鉄道なんてまったく興味がなかったが、今の子供たちはこんなの見ていてホントに楽しいのだろうか。
だったらこんな動かない電車見てるよりも大宮駅で本物見てたほうがいいんじゃないか。余計なお世話か・・・。

子供が喜ぶかと思って行ったのにどうやら眠たかったようで、こちらの期待通りの反応はほとんど見られず、ぐずリ気味だったので1時間くらいで帰ることにした。
鉄道に全く興味のないおれにとってはこんなものに入場料1,000円は高すぎたが、長くいてもつまらないものはつまらない。だからとっとと帰ることにした。

おれたちはニューシャトルの駅に向かった。
子供はすでにコアラのようにおれにしがみついたまま眠ってしまっていた。
駅の改札の表示板を見ると、まもなく電車が来るようであった。
タイミングが良かったと安心したのもつかの間、ホームに上がるエスカレーターの前で警備員に止められた。

「はい、ここからは次の電車でお願いします」
「?????」

なんだここはディズニーランドか。

「ホームが一杯なので」
「ええ?それって、じゃあ次はすぐ来るの?」
「15分後です」
「なんだよそれ」

この駅で大宮方面に乗る人は鉄道博物館からの帰りの人がほとんどだ。
つまりみんな歩き疲れている。
まして今日のような気温35度もある猛暑日に、目の前に電車が来ているのにそれを見逃して次のを15分待て、と言われて素直に「はいそうですか」と言える人がどれくらいいるだろうか。
その待ってる15分間は椅子に座っていられるわけでもなく、クーラーの効いた待合室があるわけでもない。
おれは今までの人生の中で何かに対してクレームを言った数はおそらく全国平均以下だと思う。
しかしこの時は歩き疲れているのと猛暑の中だ。15分待てと言われて反射的に腹が立った。
と、その時ホームのほうにいた警備員が「あと10人、大丈夫」と叫び、我々は何とかすぐ来た電車に乗れたのだった。ホームの上は確かに一杯だった。

しかしあの警備員は夏休みなどの繁忙期にああやって毎日乗員制限をやっているのだろう。
それはその人の勤める警備会社とニューシャトルで契約し、「事故の無いように」と言われているのだろうから本人たちはそれをまじめに遂行しているだけだろう。そして今日も明日も同じように疲れて帰ろうとしている人を「はい、ここまで!」と止めなければならない。

「ふざけんな!」
「じゃあ椅子用意しろ!」
「子供が疲れてんのよっ、キッ!」

等などの罵声がおそらく頻繁に飛び交っているのではないだろうか。
これは警備員もちょっと気の毒だ。
ホームが狭すぎるというのもあるが、せめてホームに上がるエスカレーターの下に
「ただいまホーム上が混雑していて大変危険なため、乗員制限を行っています」
とでっかく看板を書き、エンドレスで場内アナウンスを流しておけばいいのだ。
ホームがどれだけ混んでいるかなんて下にいる人にはわからない。だから「とにかく危険な状態である」と大げさでもいいからアナウンスが出来ていれば苦情の数も減るんじゃないか。

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