超初心者が挑む富士登山③~吉田ルートか富士宮ルートか

富士山

富士登山についていろいろ調べていくと、それはなかなかエンターテイメントのような感すらある。
開山している3か月間でもかなりの人が登ってるようだ。
だいたいどうやって行けばいいのだろう。
5合目から登る、ということは聞いていたが、その5合目までは一体どうやって行けばいいのだろう。
そもそも登山ルートも4つあるということだ。
まあそりゃそうだろう、山梨県と静岡県にまたがっているのだ。
もっとあっても良さそうな気もするが。

初心者は「吉田ルート」で行くのがもっとも推奨されるルートらしい。
中上級者は「御殿場ルート」というのが多いようだ。
静岡の方から行く「富士宮ルート」というのは距離的には一番短いが岩場と傾斜がそれなりにあるという話だ。
もうひとつ、「須走ルート」というのもあるがこれはよくわからないが途中で吉田ルートと合流するみたいだ。

いすれにしても「5合目」がスタートだが、それぞれのルートに5合目があって同じ場所というわけではない。で、そこまで行くのに駐車場や駅からバスがあるようだ。しかしバスと言っても、特に帰りはそこから電車に乗って帰ることになるのだから、下山して帰りの電車で座れないとなったらそれはつらい。おそらくボロボロに疲れているはずだ。

一番楽なのはやはり都心からのバスツアーで、時間は制約されるが5合目まで連れてってくれて帰りも新宿まで送ってくれる。山小屋宿泊セットなどもあるので登山ど素人の自分にとっては便利である。

調べていくうちにわかったのだが、ほとんどのツアーでは初日、お昼ごろから登山を開始し、その日は7合目や8合目にある山小屋までしか行かない。そこで一泊して仮眠をとり夜中の1時とか2時に再び頂上目指して進撃していくようだ。
8合目から頂上へ行くまでにも3時間ぐらいかかるようで、さらに朝の富士山の気温は真冬並みで風も強く、その厳寒の中を太陽が出てくるまでひたすらじっと待たなければならないという。

そんな中で、「頂上にある山小屋」という情報を見つけた。ここなら仮眠後、深夜に3時間もかけて高山病と戦いながら頂上を目指すなんて必要もなく、厳寒の中じっと日の出を待つ、ということもなさそうだ。ただしこれは富士宮ルートの頂上にあるらしい。しかしその山小屋のサイトを見ると「どのルートからもたどり着けます」と書いてある。
なんと都合のいいことに、バスツアーのプランの中に「バスの往復だけで山小屋は自身でご自由に手配」というものがあった。しかも初心者向けと言われる吉田ルートだ。
頂上の宿の予約の埋まり具合を見ると、なんとまだ空きがある。
よし、これに申し込むか!
早く申し込まなければ!
今すぐ申し込まなければ!
と予約をしようとしたところでおれは重要な問題に気がついた。

それは富士山頂上の配置関係だ。
富士山頂上、つまり火口周辺はぐるりと回ると約1時間半かかるらしい。
吉田ルートで登った時と富士宮ルートで登った時は、頂上と言ってもその位置は正反対の位置になる。距離にしてちょうど火口の半分。
例え吉田ルートで頂上まで行っても、その山小屋まで到達するまでにさらに1時間弱必要ということになる。
ツアーの予定では12:00過ぎに各自登山スタートになっている。
初心者は頂上到達までに7時間ほどかかるということなので、頂上に着いた時点で19:00。
さらにそこから1時間として20:00に山小屋に到着?
チェックインの時間がとっくに過ぎてる。
どう考えてもこれは現実的ではない。

つづく

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