神社には本物の龍いるという話⑦～仁科神明宮＆穂高神社

8月8日の朝、9時ごろに出発。
当初は山梨から入り、青木ヶ原にある竜宮洞穴へと思っていたが、いろいろ考えた末に、やはり青木ヶ原の樹海は興味本位で行くのは避けたほうがよさそうなので今回はパス。
代わりに見つけたのが安曇野にある「仁科神明宮」。ここは「犬神家の一族」のロケ地にもなったそうだ。「日本最古の神明造り」で国宝に指定されてるらしいが、そもそも神明造り自体が何のことかよくわからない。詳しいことはよくわからないがとにかくここもパワースポットと言われてるらしい。

浦和から東北自動車道に乗り、藤岡ジャンクションで関越自動車道に入り、その先で上信越自動車道に入っていく。昔、仕事で長野へ頻繁に行ってた頃はまだ上信越道ができていなかったし、東北道と関越道もつながっていなかったので、今、どういうふうに道路がつながってるのかさっぱり分からない。
一応WEBでは見てみたものの、どうも実感として沸いてこない。
とりあえずはナビに従っていくしかないが、自分の車に付いてるナビがとにかくよくウソをつく。
わざと遠回りさせることなどしょっちゅうだった。
そんな中でもとりあえずまず佐久にあるサービスエリアまで行った。少し休憩をと思ったがとにかく暑い。長野と言えど、佐久辺りでは東京と変わらないのか。

もう少し走ったら上信越に入るはずだ。やがてその分岐点が近づいてきた。
「更埴ジャンクション」だ。
そこには「松本方面」と「長野方面」とあった。
え、どっちだ？？？
ナビは「松本方面」を指示していた。
「いや、長野だろ」
おれはこのナビの指示に疑いを持った。
「ここは直感に従おう」
おれは「長野方面」へと進んだ。するとすぐに「長野出口あと○○キロ」と標識が出てきた。
「え、そんなに近いわけない・・・」
つまりおれの判断が間違ってたわけだ。
しかしもうどうしようもないので高速をいったん降り、また逆戻りで反対路線から入らなければならなかった。
時間もモチベーションもロスし、気持ちは一気に重くなった。
早くも心が折れかかってきたが、しかしとにかく進まなければならない。

ホームページで仁科神明宮は「安曇野ICから車で30分」と書かれていた。しかしナビではその手前の「麻績IC」で降りる指示になっている。
さっきはナビを信じないで痛い目を見たから今度はおとなしく従おう。
ナビに従い高速を降りると、ナビは山の中へと誘導していった。
なんだ峠越か。
今さら峠道なんか走りたくなかったがもう遅い。
しかも高速を降りてからずいぶん距離も時間も走った。
いつくかの峠道を越え、ようやく仁科神明宮の案内看板を見つけた。

WEBで「長野県内のパワースポット」で探していて見つけたところだ。
平日だからか、境内には数人しか人はいなかった。
というか、多分土日でもあまり人はいないのではないか、という雰囲気だった。
厳（おごそ）かな雰囲気というよりも、ちょっと寂しいという雰囲気だったのだ。

そんなに広い敷地でもないのであっという間に事足りてしまった。
さて、次はどうしよう・・・。
安曇野に来ているのだから「穂高神社」だろう。

もう30年以上前になるが仕事で「穂高白百合荘」という特別養護老人ホームに、年に何度か訪問していた。
ナビで検索すると「穂高神社」は仁科神明宮から15kmぐらいのところで、ここはナビ通りに行ってもすぐに見つかった。
穂高駅のすぐ近くで、人がすごく多いというわけではないがなぜかとても明るい雰囲気だった。

しかしここでも十分な猛暑で、いつまでもいられるような気温ではない。
もう今日はホテルに向かおう。
そしてさらに66kmくらい走り、宿泊地である長野市へ到着した。
今日だけで合計380km以上走っている。

宿泊したのは長野駅のすぐそばにある長野第一ホテルというビジネスホテルで、古さは否めないが屋上階に小さいながらも露天風呂がある。部屋も古さ満点だったがそれなりに広さも確保されている。

1泊6,800円で、今回は2泊で予約した。

楽天トラベルのプランで「ワクチン3回接種の証明を見せれば1泊につき2,500円キャッシュバック」となっていた。
そこでフロントでそれを提示すると、
「お客様は2泊ですので5,000円キャッシュバックとなります」
と言って5,000円くれた。さらに「信州割りクーポン」といって登録店で使えるクーポン券を4,000円分くれた。