掃除機の訪問販売

社畜日記

訪問販売といえば、私が国分寺市の恋ヶ窪という所で一人暮らしをしていたころ、
その部屋でダニが大発生した時があった。
体中を刺されたが夏場だったので半袖だけど恥ずかしいしでそれは大変だった。

ある日曜日、突然電話がかかってきて
「布団のクリーニングをその場で行います。ただ今キャンペーン中で一枚500円でやっています」
と電話がかかってきた。これはちょうどいい。
「海外の高性能掃除機を使用しますが、水を使いますので水道をお借りします」
掃除機に水が必要なのか?
まあどうでもいい、ダニさえ駆除できるのなら。

昼ごろ、その会社のおっさんがやって来た。
確かにでっかい掃除機を抱えてきて、そのタンクに数リットルの水を入れた。
そしてマットレスにノズルを当て、轟音とともにチリ埃その他をガンガン吸い込み始めた。
「全部この水の中に落ちていきますから」
そして一通り終わった後、おっさんはその汚れのたまったタンクをおれに見せた。
「おおっ!」
タンクの水はヘドロのように濁っていた。
「あなたは毎日こういう布団で寝ていたんですよ」
これは結構衝撃的なプレゼンだった。
しかし話は当然「この掃除機を使えば・・・」となるわけである。
布団のクリーニングというのはオトリで、実際にはこの掃除機を売りつけたいのだ。
で、価格はというと確か30万円。
掃除機が30万円!
プレゼンはすごかったが、だからと言って30万円の掃除機をそうおいそれと買えるわけがない。

しかしこの水を使う掃除機は確かに欲しい。
でも別にこのおっさんから買わなくても、インターネットで似たようなのがもっと安く売られているんじゃないか。
「カタログがあれば検討するから」
「カタログは特に無いんだよねぇ。こういうの、その場で決めてくれないとまず買わないんだよね」
てゆーか、高額商品をその場で決断しろという方が強引だろ。

インターネットで調べると、やはり安価な類似品があった。
国産品で価格は約12万円。およそ1/3だ。
ちなみに今、リアルタイムでネットで調べたら、アマゾンで5,500円というのがあった。

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