昭和テイスト満載で実は真面目な『地球防衛未亡人』

映画の部屋

ちょっと不思議な映画をAmazonプライムビデオで観た。
壇蜜が主演の『地球防衛未亡人』。本当はジョディ・フォスターの『コンタクト』を見ようと思っていたのだが、たまたま「おすすめ」に出てきて、ふざけたタイトルだったがレビューの評価が意外に高かったのでチラ見してみた。少し見てやっぱりZ級映画だったらすぐにやめようと思ったが、結局最後まで見てしまった。たぶん私と同年代なら絶対同じ結果になっただろう。

壇蜜が地球防衛軍の隊員なのはタイトルの通りだが、「未亡人」で「壇蜜」主演となると単なるB級エロ映画だと思ったら大間違いで、それぞれの演技は学芸会のようだがちゃんと真面目に作られた映画である。壇蜜主演だからといってエロいシーンなど実は皆無だ。それならもっと違うタイトルのすればいいのにとも思ったが、見終わると「このタイトルでいい」と思ってしまうから不思議だ。というよりほかのタイトルが思いつかない。
「地球防衛軍」も東宝映画が一生懸命創り上げた地球防衛軍とはもちろん全然別もので、ウルトラマンの「科学特捜隊」とウルトラセブンの「ウルトラ警備隊」を足して2で割ってパロディにしたみたいだ。東宝にしたら「ちょっと勘弁してくれよ」と言いたいところだろう

昭和のヒーローものの雰囲気と社会風刺や外交問題、原発問題など時事ネタも絶妙に取り入れており、これはこれで立派な作品と言いたい。特撮などはあえてリアル感のない、昔のテイストにしているのだろう。その辺もノスタルジックでいい。おそらくこれはウルトラマンシリーズで育った世代には間違いなく理解を得られるはずだ。レビューの意見には「よく壇蜜さんが出演をOKしたと思いました」などという意見もあったが、これは壇蜜以外に適任者はいないだろう。

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