肉を食べない世界

スピリチュアル

オリラジの中田敦彦のYoutube大学で『LIFE SPAN老いなき世界』と『鬼滅の刃 大ヒットの理由』を見ていてその流れで『完全菜食主義者 ヴィーガン』というのを見た。これはちょっと考えさせられる内容だった。

相当前になるが、自分もベジタリアンになろうと思って1年くらい肉をほとんど食べなかった時期があった。理由はいろいろあったが、健康のためとか宗教上のためとかではなく、単純な話として「動物がかわいそう」というものだった。そう言うとすぐに「じゃあ植物は殺してもいいのか」と難癖をつけてくる奴がいるが、植物の場合は「殺して食べる」のではなく「(一部を)分けてもらう」という感覚なのだ(あくまでも主観)。

肉を食べるためには、誰か牛や豚や鶏を飼育し殺す人が必要で、そういう人たちのおかげで我々はステーキだの焼き鳥だのを何の罪悪感もなく食べていられる。
以前ディズニーシーに行ったとき、フードコートで鳥のもも肉が大量に売られているのを見て驚いた。一羽につきももは2本しかない。一体何万羽の鳥が必要になるんだろう。
「かわいそうに」と言いながらそれを食べている自分がいる。
「牛は屠殺場へ行くトラックに乗せるとき涙を流す」という話に心を痛めながら「この肉、柔らかいね」と言いながらステーキを食べてる自分がいる。矛盾もはなはだしい。

ベジタリアンを実践している有名人、ハリウッドスター、スポーツ選手、歌手などちょっと調べるだけでも多くの名前が出てくる。以前は「肉を食べないと筋肉がつかない」とか「栄養素が足りなくなる」などと言われていたがそれらは全部ウソだったことが分かる。アスリートにもベジタリアンはたくさんいるのだ。
しかし実際「肉を食べない」というのは「食事の選択肢」が急激に減る。
なんちゃってベジタリアンだった頃、一番困ったのが平日のランチだ。
どんなメニューを頼んでも必ずと言っていいほど肉は入っている。
そこで少しハードルを下げ、「なるべく肉を食べない」にした。つまりトンカツとか生姜焼き定食とかハンバーグとか、明らかに肉がメインの料理は食べない、しかし野菜炒め定食やマーボ豆腐に入っている肉は許容しよう、というファジーさを残した。それでも1年間くらいは本当にトンカツもハンバーグも焼き鳥も食べなかった。

解禁してしまったきっかけは、あるテレビ番組で江原啓之がタレントと一緒にどこかの高級レストランでステーキを食べていたのを見たからだ。「あ、肉食べてもいいんだ」と、ちょっと意外だった。霊的観点から言えば肉食なんて絶対許されないと思っていたからだ。

人は肉を食べないとどうなるか。完全に肉を絶ったわけではなかったが、別にどうにもならなかった。体調が崩れたわけでもない代わりに、すごく体調が良くなったというわけでもなかった。体感はないが細胞レベルで変化は十分にあったのだろうか。
知り合いのヨガをやってる人が「自分は普段は肉を食べないが、付き合いでどうしても食べなければならない時がある。だけど肉を食べた翌日などは明らかに怒りっぽくなっていたりする」と言ってた。肉を食べようが食べまいが、当時のおれはいつもパワハラ社長にイライラしてた。

中田敦彦のYoutube大学の話では、人類が肉食をやめるということは健康上の理由ばかりでなく、環境破壊や飢餓の解決にもつながるのだという。そしてすでにヴィーガンを始めている有名人も驚くほど多い。ネットで「ヴィーガン 有名人」で検索するとぞろぞろ出てくる。
これも覚醒の時代に向けて世界が変わろうとしているものの一つだろうか。
人間が肉食をやめるとどんな世界が待っているのだろう。

レオナルド・ディカプリオもヴィーガンらしいが、彼はいち早く自家用車をプリウスにした。『ブラッド・ダイヤモンド』は実に名演技だった。そして今はヴィーガンか。カッコよすぎるじゃないか

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