今から10年前に初めて劇場で3Dメガネをかけて見た『アバター』のインパクトはすごかった。
物語もさることながら、その3D映像には驚いものだ。もうそれだけで割増料金を払う価値がある。
その後も『スターウォーズ』や『ゴジラ』(ハリウッド版)、『ゼロ・グラビティ』などを3Dで見たが、
『アバター』の3Dほどの感動は味わえなかった。これは3Dに慣れてしまったからだろうか。
その『アバター』の第2弾『アバター ウェイオブウォーター』がこの冬に公開されるという。
新作の公開に先立ち、前作をリマスターし貴重シーンを新たに追加し期間限定で公開しているのだ。
ちょっともう一度見てみたくなってきた。
時間が合えば会社帰りにでも見てみようかな、IMAXで。
3DならやはりIMAXだろう。『トップガン マーヴェリック』は3DでもないのにIMAXで見て後悔したが、アバターは間違いなく3Dだ。
上映劇場をいろいろ検索していくと
「アバター 3Dリマスター【4DX3D字幕】」というのが出てきた。
4DX、あの椅子が動いたり水しぶきが出てきたりするやつだ。
3Dに加えて4DXも付くならこっちの方が面白そうだ。
おれはさっそくWEBから予約し、見に行った。
通常なら映画は1800円だが、3Dになるといきなり2700円になる。
さらに4DXだと3300円。料金アップの分はアトラクション代と思うしかない。
実際のリマスター版『アバター』。
最初に見てから10年以上たってるからかもしれないが、「こんなシーンあったっけ」と思われる部分が相当あったように感じる。全体のストーリーとしてはもちろん覚えているが、細部などやはり忘れている。だから2回目と言っても結構新鮮だった。
そして3Dはやはり抜群の視覚効果を発揮していた。その一つには全体的にブルーを基調としたカラーがより映像をきれいに感じさせるのではないだろうか。
さらに今回は4DXだ。
かつて4DXは『シン・ゴジラ』のときに1回体験しているが、ゴジラではなかなか4DXの本領を発揮できずに消化不良で終わった。ゴジラが歩く時の振動ぐらいしか4DXの出る幕が無かったのだ。
『アバター』ではどうか。
結果から言えば『アバター』に4DXはまったく要らない。乱暴な言い方をすればむしろ邪魔なくらいで、この作品に関しては揺れたり振動したり水しぶきが出たりも不要だと思った。物語のそれぞれのシーンで椅子が動く必要はやはり無い。
『トップガン』なら4DXはマッチするかもしれないが、『アバター』ならそれよりもさらに繊細な3DのIMAXの方が良かっただろう。
実は映画が始まる直前に、なにしろ2時間40分の長丁場になるからと、再度トイレに行っておいた。にもかかわらず、最初の10数分で再びトイレに行きたくなってしまった。4DXの振動が利尿作用を促進させるのだ。
12月に公開される『アバター ウェイオブウォーター』はIMAXの一択だな。
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