龍を見た人①

スピリチュアル

「(本物の)龍を(肉眼で)見た」
という人がいる。
んなわけないだろ。UFOや幽霊を見たというのであればいざ知らず、「龍」ってそもそも空想上のものだ。
現実に存在しないものは見ようがない。
しかしその人は自信満々に断言する。
「私は龍に会った」


『夢をかなえる龍』のという本の著者、SHINGOという人だ。
自身を「龍使い」で「ドラゴンマスター」と自称している。
どう見ても怪しいじゃないか。
おれは別に龍に特別興味があったわけでもなく、それでも今年に入り偶然「龍のいる神社」という都内の荏原神社や田無神社に行き始めた。
そしてたまたまインスタグラムで見かけた龍の置物をクリックしたらこの人の紹介が出てきたのだ。


『夢をかなえる龍』?どっかで聞いたタイトルだ。
そうだ、水野敬也のベストセラー『夢をかなえるゾウ』だ!
「ゾウ」が「龍」に置き換わっているだけでタイトルそのまんまパクってるじゃないか!
しかしなぜか中身が気になり、メルカリで購入してみた。

おれは普段、読書スピードはかなり遅い方だがこの本はなんと2日で読んでしまった。
「実話に基づいた小説仕立て」と書いてあったからほとんど実話なのだろう。
著者のSHINGOという人はブラック企業でサラリーマンを13年やってきて、過労とパワハラでうつ病になった。そしてうつ病の治療を兼ねて神社仏閣巡りを始めた。
そしてついに高野山の奥之院で「龍」を目撃。それ以降人生が激変したということだ。
あれ?この展開どこかで聞いたことがある。


雲黒斎の『あの世に聞いたこの世の仕組み』とおんなじだ。
雲黒斎も広告代理店勤務で激務の末うつ病にかかり、うつ病治療のための薬の副作用で突然守護霊の声が聞こえるようになった、という経緯だ。
この本もほぼ実話なんだろうけど、SHINGOのは「守護霊」が「龍」に置き換わっただけで、設定自体は酷似している。最初の設定は『あの世に聞いたこの世の仕組み』、ストーリーの展開としては『夢をかなえるゾウ』。
『夢をかなえるゾウ』ではうだつの上がらないサラリーマンにインドのゾウの顔をした神様「ガネーシャ」が突然現れ、成功のためのレッスンをして行き、最後のレッスンで「私の役目は終わった」と涙のお別れ。『夢をかなえる龍』でも同じように龍がレッスンをしていき、最後は「私の役目はここまでだ」と涙のお別れ。これもう鉄板ストーリーなのか。

順当にいくと「盗作じゃないか!」と言いたくなるところだが、読み進めていくうちに「あ、似てるけどこれはやっぱり実話なんだな」と直感した。おれの直感はほとんど当たらないのをいつも自慢しているが、今回はおそらく当たっている(と思う)。なのでこの人の本をあと2冊買って読んでみて、Youtubeも見たが、「龍なんて空想の産物だろう」などと言っていられなくなってきた。

SHINGOは龍とコミュニケーションが取れるようになってから自身もヒーラーとなり、さらに「億」のお金を実際に呼び込んでいる(らしい)。
「龍の背に乗り1億円の収入を得た」・・・これは架空の話ではなく「事実」、なのだろう。

初めてこの人のYouTubeを見ると、金髪でいきなり「愛してるよー!」とか「りゅぅぅぅぅぅぅ!」とかオチャらけているようで一瞬「あ、やっぱりヤバい奴?」とドン引きしそうになったのだが、ちゃんと聞くと話は極めて明快で説得力もある。聞いてると「ああ、この人、優しい人だな」というのも伝わってくる。

よし、ならおれもこの目で龍の存在を確かめてみたい。
今年はパワースポット巡りをやろうと思っていたが、ここにもう一つ、「(パワースポットで」龍を見る」が目標に加わった。

今年に入り仕事量がオーバーワークになりメンタル的にも相当追い詰められていた3月、
「ゴールデンウィーク終わったらおれも高野山に行ってみよう」とおれは弱った心で考えていた。
4月下旬に大きなイベントがあるのでそれに向けた準備や人間関係のもつれで心身ともに疲れ果てていた時期だった。
「5月になったら休みを取ってこの目で龍の存在を確かめに行こう・・・」
                                          つづく

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