買う理由が安さならやめろ、迷う理由が高さなら買え

アコギの部屋

新たな選択肢としてマーチンが浮上してきた。普通に考えれば30万以上はするであろうマーチンが、中古とはいえ10万そこそこで手に入るとは考えても見なかった。時代は変わったものだ。その日以来私は毎日WEBをチェックした。すると昨日の楽器店で勧められたのは「マーチンD-16GT」というもので、新品だと定価25万くらい。

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実勢価格は20万前後だった。これが中古になると程度によって11万~17万あたりが相場のようだ。もちろんヘッドには「Martin」のロゴが燦然と輝いてる。しかしFurchの音も捨てきれない私は、翌週末、再び御茶ノ水の別の店に出向いた。その店に新たにForchの中古が入荷したとの情報を得たからだ。
そこにはForchの中でも最も人気の高いと言われる機種があった。今回も店内には私だけで、非常にラッキーな環境だった。早速弾かせてもらった。その音色は先週初めてFurchを弾いた時と同じように非常に奥深い音色だった。「うーーーーん・・・・」確かにいい。「あの・・・あっちのマーチンも弾いてみたいんですけど」先週弾いたのと同じマーチンが置いてあったのだ。しかもここではさらに安く、11万ぐらいになっていた。マーチンの音。ジャラ~ン~~~うーん、やっぱりさすがマーチンだ。見事なバランス。Furchの音とはまるで違うが、まさしくこれが国産メーカーが目指していたお手本のようなギターだ。値段で言うと両方とも中古ではあるがFurchの方が6万円以上高い。音はどちらもいい。まさに決めかねる状態だ。私は心の中でもがきながら店を出た。こういう状態で冷静な判断はできないと思ったからだ。私の中でマーチンの存在がますます大きくなってきていた。「いつかはマーチン、いよいよマーチン」さらにWEBを検索していくと、例のマーチンD-16はアウトレットだと新品でも14万とかで買えることが分かった。であればわざわざ中古で買わなくてもいいではないか。私は検索しまくった。しかしアウトレットのものはほぼすぐに売れてしまうことも分かった。WEBに掲載されてもその数日後にはたいてい「SOLD OUT」の表示が出ている。
そんな中でさらにその翌週、家族で出かけたショッピングモールのとある全国チェーンの楽器店をのぞくと、そこにはあの「マーチンD-16GT」がなんと12万円で店頭に飾ってあった。しかも新品。店員に聞くと、別にアウトレットというわけではないが長期間売れないので安くしたという話だが、アルバイトのような新人みたいな奴だったので本当のところはよくわからない。「ちょっとこれ、弾かせてください」店内がかなりうるさかったがすぐに試奏させてもらった。ジャラ~ン・・・・・あれ?ジャラ~ン・・・・・・・・・・・・なんか変だな。ジャラ~~~ン・・・・・・・・・・
いつもの感動がない。なぜだろう。なんかしょぼく感じる。しばらく弾いてみたが、どうもやっぱり「さすがマーチン!」という感覚がない。なぜだろう。理由① 個体差理由② 新品なので鳴らない理由③ 周りがうるさすぎるどれも当てはまりそうだ。
もしこれが個体差で要するに「ハズレ」だったら致命的だ。しかしマーチンで定価25万レベルのものでそうそう極端な個体差が出るものだろうか。新品なので鳴りが悪い、というのはなんとなく分かる。それは時間が解決する、というより時間が経てば経つほど音は良くなるものだ。いまいち分からないのが、試奏した場所の周りの音。これは確かに結構うるさかった。御茶ノ水の時は周りに人がいなくて、店内にも音楽とか流れていなかったが、ショッピングモールはただでさえあちこちの店が音を出しており、さらに楽器店の店内もえらくわさわさしていた。だからなんかしょぼく聞こえただけなのだろうか。「マーチンの新品、今なら25万の品が12万」考えただけでも即買いの案件だが、迷った時はときは動かない方がいい。そういえば会社の後輩の音大出身の女子が「買う理由が安さならやめろ、迷う理由が高さなら買え、ですよ」と数週間前に言っていたが至言だ。

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