きくち寛 引き寄せの法則とYoutubeの謎

音楽の部屋

「きくち寛」はキングレコードでデビューした後、クラウンレコードに移籍し、その時のシングル第一弾『貴船川』で一躍有名(?)になった。
これはおそらくプロダクションの力ではないかと思うがFM東京などラジオで頻繁に流れていて、音楽雑誌などでもよく取り上げられてた。おれもそれをきっかけに知った一人だ。ライブハウスなどではずっと音楽活動を続けていたようだが、おそらく本格的に全国ツアーをやるようになったのは1980年くらいからではないだろうか。東京では新宿厚生年金会館の小ホールでやったと記憶している。東京でコンサートがあったのは知ってたが、この時はまだ見に行く勇気はなかった。「女性客の中に男一人」という状況に耐える自信が無かったのだ。だからおれが参加し始めたのは1981年7月に行われた「夏のコンサートツアー」、まさに日仏会館のやつだ。
そして同じ年の秋に再び全国ツアーをやっている。東京は11月10日、千駄ヶ谷にある日本青年館だった。日仏会館で衝撃的な感動を受けたおれは当然これにも参加した。
そして翌年になり、「次のコンサートの日程はいつだろう。3月かな。4月かな」と待っていたが、そんな情報はどこからも出てこないばかりか、ラジオや雑誌からも「きくち寛」の名前が消えてしまった。新曲の話も聞こえてこない。
そんな時、確か5月ぐらいだったと思うが突然渋谷にあった「ジャンジャン」というライブハウスでライブをやるという情報が流れてきた。もちろん行った。そこで分かったのが「クラウンレコード」を辞めた、ということだった。そのいきさつは全く分からない。しかしそれでラジオや雑誌などへの露出が一気に無くなってしまったのだろう。
おれがファンクラブにコンタクトを取ったのはその秋になる。

話は前回の続きになるが、ささやかな「ファンの集い」の後も我々男性会員4名は何かと会う機会があった。
そんな中の一人、Tさんの部屋に集まった時があった。
この人もかなりの筋金入りの「きくち寛ファン」だったが、持っているものがスゴかった。
まずどうやって手に入れたのか、日本青年館のライブのテープを持っていた。
さらに驚くことに、1981年夏のコンサートツアーのビデオを持っているというではないか!
日仏会館ではなくどこか別の地方の会場だったがセットリストは同じだ。そしてこれを見せてもらった。
かなり後方から固定カメラで撮っているので画像も音声もいいものとは言えなかったが、確かにあのコンサートを再び見ることができた。
これはまさに「引き寄せの法則」恐るべし、だ。廃盤アルバムの(音源)入手に続き、普通であればもう過去の出来事で本来見れるはずもなかったコンサートのビデオを見れたのだ。これで2番目の願望がかなったことになる。
潜在意識に強烈にインプットされたおれの願望はこの後もまだまだ快進撃を続け、ここから先はあまり詳しいことは書けないが、同じコンサートツアーの博多でやったものの音声テープとおそらく日仏会館でやったと思われるものの一部をゲットできた。
まさに奇跡と言っていい。
そして遅ればせながら、何十年かの時を経てこれを全国のきくち寛ファンにシェアすべく、一昨年くらい前からYoutubeに出していった。

今、「きくち寛」はいまだに現役で毎週土曜日にツイキャスで生配信ライブを毎週行っている。しかも無料で。もちろん毎週聞いているが、その中で気になることを言っていた。
「ぼくの昔のライブ音源をファンの方がいろいろYoutubeに上げてくれていて、それはいいんですけど、中には広告を入れてる(収益化してる)方もいるみたいでね。あれは著作権とかいろいろ面倒くさいことになるかもしれないんでやめたほうがいいんじゃないかなと・・・」
え?そんな奴がいるのか。
確かに今、Youtubeを「きくち寛」で検索すると結構出てくる。それはおれのようにライブ音源だったりレコードをそのままアップしてるものもある。
レコード音源を広告付きでアップしちゃダメだろと思いながらその時は聞き流していた。

先週、会社のPCから何気なく自分のYoutubeチャンネルを確認したときだ。
「あれ!なんで????」
なんとおれがアップしたきくち寛の貴重ライブ音源動画(正確には静止画)で広告が再生された。
チャンネル登録者数なんて40人くらいしかいないから広告掲載の資格すらないはずで、もちろんgoogleから広告料なんて振り込まれたことはない。
「広告を入れてる人が・・・」っておれのことじゃん。
自分のPCやスマホで見るときは、Youtube Premiumに入っていたから広告が差し込まれているのに全く気づかなかった。
勝手に広告を入れられることなんてあるのだろうか。最初にググって見つけた情報には「著作権に定食があるとAIが判断したら広告が勝手に入る」というものだった。これを読んだ時、おれには思い当たるフシがあった。動画が作れないので静止画に音源を載せていたのだがそのいくつかにレコードのジャケットの画像を使っていたのだ。これをAIが「無断使用」と判断したのではないか。そこで急いでそれらの動画を非表示にした。それから数日後、再び残った動画を会社のPCで見ると、相変わらず広告が流れている。
もう一度この事象を検索してみると、どうやらYoutubeの規約が今年変更され「Youtubeが勝手に入れる権利を持ち、チャンネル管理者に拒否する権利はない」となったらしい。つまり収益化とか著作権とか関係なく、弱小チャンネルには勝手に広告が入るということだ。

おれは非表示にしたやつを再び「公開」に戻したのだった。


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