炭酸水メーカーは本当にお買い得か

半年くらい前からずっと気になってたモノをついに買ってしまった。
家庭用炭酸水メーカー『ソーダストリーム』。
以前から炭酸水のペットボトルを買い続けていたがコスパが悪いのはもちろん、毎回のペットボトルがどうにかならないかとずっと後ろめたい気分だった。
ペットボトルはリサイクルされるのだろうと思っていたが、今の海洋汚染を考えると全部が全部リサイクルに回されてるわけでもないようだ。同じ理由で最近会社でお弁当を買うのもやめてしまった。毎回の食べ終わった後の容器を捨てるのに結構罪悪感を抱いてしまうからだ。まだ全然使えるしっかりしたものでもやはりそれは使い捨て。容器を洗って持っていけばそこにまた詰めてもらえる、というわけでもない。なので最近のランチは個人的コロナ対策として「なるべく空いてる店」を探して食べるようにしている。

炭酸水も夏場は特に消費量が増えるので、当然廃棄するペットボトルも多くなる。そんなある晩、深夜のテレビショッピングでこの炭酸水マシンがやってた。
炭酸メーカーはいくつかの会社から出されているようだが、この日番組でやってたのはイスラエルに本社がある「ソーダストリーム」という会社で、会社名がそのまま『ソーダストリーム』という商品名になっている。
ボトルに水を入れてセットするだけで電気も使わず、作り方はかなり簡単そうだ。そしてなんといっても炭酸ガスが充填されているガスシリンダーが１本でペットボトル（500ml）を120本作れるという。120本のペットボトルがゼロになるというのはスゴい。本体価格は9,000円～30,000万円と幅がある。交換用のガスシリンダーが実はものすごく高いのかといえばそうでもない。交換用なら2,000円、新規に買っても3,500円くらいだ。つまり炭酸水500mlが30円くらいで作れることになる。ゴミが出ずにコスパも最高。もう購入しない理由は無いと言っていい。
TVショッピングだから当然「今から30分以内にお電話いただいた方には・・・」というのがあった。しかしTVショッピングにありがちな「型落ちだから安い」とか「別に全然安くもなかった」ということも十分あり得るので、大人の私は当然すぐに電話、などということはしない。
WEBで商品レビューやYoutube動画で実際に購入した人の動画を見ていると、結構評価は分かれるようだった。
「微炭酸にしかならない」
「吹き出てびちゃびちゃになった」
一方で当然「買ってよかった」という声もある。
どうしたものか・・・と思いあぐねていたところに、イオンレイクタウンの催事でソーダストリームが出店するという情報がWEBサイトに出ていた。そこで早速それを見に行った。

ショッピングセンターの催事出店だからあまり大げさなものではなく、テーブルに商品が並び店番のおばちゃんが一人いるだけだった。が、9,000円の一番安価なタイプから30,000円の電動の最新式まで一応全製品が並んでいた。
「これ、ちょっとやってみていいですか」
「どうぞどうぞ」
いくつか試してみた。おばちゃんも別に売り込むわけでもなく、また催事特典とそて何かオマケがつくわけでも、催事特別価格として少し割引になっているわけでもなかった。いくつか試してみて、機能的には14,000円の下から2番目のグレードの手動式で十分と判断し、家に帰ってからネットで注文した。

商品は3日ほどで到着した。
早速試してみたがセッティングは極めて簡単だった。本体の後ろのカバーを外し、ガスシリンダーを取り付けるだけ。冷水を入れた専用ボトルをセット（これも超簡単）し、ガス注入のボタンを押すと「ブシュウー！」っと水の中に炭酸ガスが勢いよく噴射された。念のためさらにもう一回注入した。
出来上がった炭酸水は見事にシュワシュワいってる。飲んでみると、結構な強炭酸になっているではないか。誰だ微炭酸にしかならないなんて言った奴は。ガスを立て続けに注入し続けるとやっぱりどこかであふれ出すらしいが、それは使い方の問題だろう。
約一週間、毎日炭酸水を作っているが、当然のことながらペットボトルは1本も出ていない。炭酸水はそもそも無味無臭だからおいしいも不味いもない。

これはかなり満足度の高い買い物だったと言える。