【体験談】隣人トラブルの顛末

ある日の夕方、突然枝切りばさみを持って襲撃してきた裏の家で一人暮らしをしている老人。言ってることも支離滅裂で訳が分からない。

スポンサーリンク
隣人トラブル

第12話 平和が戻る日②

そしてついに裏の家が引っ越した。我が家に平和な日々が戻ってきた。年末にうれしいニュースだ。思い起こせば11ヶ月前、裏のジジイの突然の襲撃以来、なんとも居心地の悪さを引きずりながら今日まで来てしまった。
隣人トラブル

第11話 平和が戻る日

ジジイの家の売却については、以前からインターネットでも確認できた。画像つきで売りに出されていた。われわれ夫婦はひそかにこれを定期的にチェックし、一日でも早く売れ、一日も早くジジイが裏からいなくなることを願っていた。
隣人トラブル

第十話 裏のジジイは今日も元気だった

おそらく世の中に隣人トラブルに悩むファミリーは驚くほど多いのだろう。その中で、我が家のケースなんて、おそらくまだまだ軽傷の部類に入るのだろう。しかし腹立たしい。
隣人トラブル

第九話 裏の狂人ジジイ再び!

今日はずっとおとなしく寝ていたのだが、午後、妻が買い物から帰ってくるとおれにひそひそ声で話し始めた。別に家の中なのだからひそひそ話す必要もないのだが。しかし話の内容は驚いた。つい今しがた、裏の家のジジイと話をしたというのだ。それは子供を連れて買い物から帰ってきたとき、偶然家の前でばったり第二種接近遭遇をしてしまったそうだ。
隣人トラブル

第八話 話しは終わらない

先週末に我が家に戻ったおれたちは、とりあえず何事も起こらない状態で暮らしていた。しかし妻は相変わらず呼び鈴の音は恐怖で、家からの出入りも玄関ではなく勝手口を使っているようだ。 それにしても裏のオヤジの家族から何の連絡も来ない。どういうわけだ。
隣人トラブル

第七話 このまま終わってしまうのか

我が家に戻ってきた。裏の家に向かっている窓はすべて白い板で覆われていた。ちょっとそれは異様な光景だった。家に入ると留守電がOFFになっていた。妻に聞くと 「脅迫電話とか入っているといやだから切っておいた」 なんてことを・・・もしかしたら裏の親父の息子から電話があったかもしれないのに・・・。 
隣人トラブル

第六話 燃える闘魂、鎮火!

我が家以外にも被害者がいる、と分かった時点で妻の態度が変わった。 「昔からそういう性格の人でさ、周りにも被害を被ってる人がいるのなら、うちが事を大きくして刺激しないほうがいいんじゃないの」言い換えれば「泣き寝入り」というやつではないか。
隣人トラブル

第五話 病気じゃない??

高校時代の戦友から「市役所の職員が面談に行ったのなら、面談記録が残っているはずだ。それを証拠として写しをもらっておくといい」とアドバイスがあった。 おれは早速市役所に電話した。「ああ、ありますよ。だけどこれは業務上、知りえた情報、ということになるのでお見せするわけには行きません。個人情報保護法に抵触します」 
隣人トラブル

第四話 このままでは終われない

「今日中に電話します」 と市役所の人は言っていたが、なかなか電話はかかってこなかった。5時近くなったので、こっちから電話してみた。「●●はまだ訪問からまだ帰ってきておりません」 おおそうか、まだ調査中か・・・。でも市役所なんて5時過ぎたらたちまち終わっちゃうんじゃないだろうか。
隣人トラブル

第三話 緊急避難 

突然の隣人の襲撃から一夜明けた月曜日、妻はついに一睡もできなかったようだ。おれはまず市役所に行った。受付の案内板を見ると、確かに「高齢介護課」という部署があった。そこに行って事情を説明すると、奥から別の人が出てきた。「犯人」の簡単なデータをプリントしていた。
隣人トラブル

第二話 戦いはこれからだ

一夜明けて、今日一日会社を休みいろいろ動いて新たな話も聞いた。そして新たな事実が浮かび上がって来た。許せん!おれは今、静かにしかし熱く、今後の対策を練っている。今日の夜10時半に法律と国家権力に精通している高校時代の友人Hと作戦会議だ。
隣人トラブル

第一話 隣人トラブル勃発! 

ドアを開けると回覧板ではなく、そこには裏の家に一人住まいをしているS老人(と言っても70歳前後か?)が妙な表情をして立っていた。この人に回覧板をまわしに行くことはあっても、向こうから来ることは初めてだった。回覧板を回しに行くと、いつもうちの子供におせんべなどをくれたものだった。
スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました