森 恵 in 浜松町ストリートライブ

森 恵

何カ月か前にTV番組「関ジャニの仕分け」にすごい人が出ていた。

森恵(もりめぐみ)

初めてこの名前を聞いたが、この日は研なおこの娘との対決でレミオロメンの「粉雪」を歌っていた。
それは一言で表すならまさに「衝撃的」だった。以前、小田和正がTBS番組「クリスマスの約束」で同じ歌を歌っており、この時も「やはり小田和正は違うなぁ」と感心していたが、今回の森恵の歌う「粉雪」は小田和正をも凌駕するほど衝撃的だった。女性シンガーでこれほど驚かされたことが今まであっただろうか。
同じく「関ジャニ」に出ていたMay.Jも確かに相当上手いと思ったが、そういう技術的な上手さだけではない。迫ってくるものがあるのだ。

YouTubeで検索すると、ザクザク出てきた。
なんと200万回以上も再生されているらしい。デビューも結構前らしいが、ストリートで活動してきたようだ。その映像がYouTubeにたくさんアップされていた。
それら一つ一つを見ながら「上手い」と思った。歌唱力は抜群だ。基本的にギター1本の弾き語りだが、そのギターが上手すぎる。私も高校1年の時から8年間弾き続けてきたが、こうは弾けない。いや、私の周りにも男だってこんなに弾ける人はいなかった。使っているギターはギルドのD-55というやつか?女性でギルドを使うというのもいいじゃないか!

おれはYouTubeの動画をどんどんスマホにダウンロードしていき、毎日聞くようになってしまった。
CDのレビューには「やはりライブで聴かないとその良さは伝わらない」とか書いてあった。
いつどこでやるかも分からない路上ライブなんて遭遇できる可能性は限りなく低い。

そんなある金曜日の午後4時半ごろ、フェイスブックに森恵のサイトから「今日の6時より浜松町でストリートライブやります」と案内が入っていた。6時?浜松町?
会社からものの15分だ。規定では会社の就業時間は5時半までだから、権利としては5時半以降はおれの自由だ。おれは素早く決心し、5時40分に周りのいぶかしげな視線を背に受けながら会社を出た。

会場となるのは浜松町の駅のすぐ向かいにあるビルの1Fの踊り場。
到着して意外だったのは、そこにはすでに30人くらいの人がいたのだが、ほとんどが40代~50代、あるいはそれ以上かもしれないサラリーマンたちだった。

やがて本人登場。
生で見る(聴く)森恵はスゴかった。まさにプロのド迫力。
この小さいカラダのどこから出てくるのかと思えるほどの声量、そしてギルドのギターの迫力。
この日はもう一人、別のミュージシャンとの共同だったようで、1部、2部に分かれていた。

第1部

  1. 木欄の涙
  2. 恋の予感
  3. ブランニューデイ
  4. (忘れた)

1部が終わるとCDの即売とサイン会が始まり、オッサンたちの列ができた。
そうか、CDを買うとサインと握手がついてくるのか。
CDも欲しいし握手もしたいが、そのおっさんたちの輪に入りたくはなかった。
しかしほんの3mぐらいのところに本人がいる。
CDを買った人はサインの列に並ぶようだ。いや、あそこに並ぶのは嫌だ。
そうだ、列が無くなった頃に行くか・・・
いや、それだともう終わりかと思って本人は引っ込んじゃうかもしれない。
仕方なくおれもCDを購入し、皆と同じように列に並んでいた。
おれの番が回ってきた。
おれはルール違反だとは思ったがダメもとで聞いてみた。

おれ「2部で○○歌います?」
普通に考えたらセットリストを客になんか教えるはずがない。
森恵「え?うーーーーん、そーですねぇ・・・うーーーん」
おれ「ああ、いいですいいです、そりゃ言えませんよね」
森恵「ごめんなさいね」
油断してたら言うかと思ったがやはり言わなかった。

第2部

  1. お菓子の家
  2. 粉雪
  3. はじまりは涙

ここにあげたセットリストはあまり自信がない。そもそも各部4曲だっただろうか。
5曲くらいあったんだろうか。順番も自信がない。

次は12月23日に横浜の赤レンガ倉庫でライブをやるという。
12月23日?鬼嫁にいったいなんと嘘をつけば行けるのだろう。

※これは浜松町のではない

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