僕の彼女はサイボーグ

映画の部屋

正月の深夜にやっていた『僕の彼女はサイボーグ』。
タイトルも設定も、さらに各シーンにも思ったとおりパクリ的な部分も随所に見られたが、そしてさらに最後には「あれ?これっていいの?」と設定自体に思わず悩んでしまった。
でもこの映画、つまらない日本映画が並ぶ中では良くできていると思う。
2時間半のちょっとした大作だ。ストーリーも設定もかなり強引で無理があるが、それでもいいのだ。
簡単に言えばかなりむちゃくちゃな話だが、それでもいいのだ。

観ていて思い出したのは、
設定としては『ターミネーター2』、あるいは今テレビでやっている『ターミネーター サラ・コナーズ クロニクルズ』、そして20年くらい前に映画でやったアンドリュー・マッカーシー主演の『マネキン』だ。 

綾瀬はるか扮するサイボーグが未来から送り込まれてくる。
ジェームズ・キャメロンに訴えられるんじゃないだろうかと思える登場の仕方。そこまで真似しちゃっていいのだろうかと心配になる。
送り込まれた理由もまあありがちで、綾瀬はるかもあまりロボットっぽくなかったが、それでもいいのだ。

とにかく長い映画で、ラストはどう決着をつけるつもりだろう、やっぱり『ターミネーター2』みたいに、ロボットが人間の感情を理解ながらも自爆でもしちゃうのかな、ああやっぱりか、
え、まだ終わりじゃないの?とさらに続く。 
ラストシーンはちょっと悩んだ。見ている側の感情としては、決していやな終わり方じゃない。
よーく考えるとこれ、タイムスリップの絡む映画では「それ、やっちゃいけないんじゃないの?」と気づく強引な進め方だが、とにかくいいのだ。
 後でわかったのだが、これは韓国の監督が作ったらしい。
やっぱりな、日本人じゃこの思い切った発想はできないだろうな。
綾瀬はるかの起用は正解だ。

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