それでいいのかアセンション

スピリチュアル

最近のスピ業界がむごいことになっている。
Youtuberたちの間ではもはやアセンション祭りと言っていいほどの騒ぎだ。
ここ数週間で急激に「私も情報を皆様にシェアします」という“なんちゃってYoutuber”が雨後の筍のように続出し、しかも内容は
「誰々さんがこう言ってましたのでシェアします」とか
「9月にはゲートが閉まるそうです」とか
「ネガティブな感情は波動を下げます、感謝の心が大事です」など
結局のところ誰かの受け売りだったりそこらじゅうに転がっていて誰でも知ってるようなことの焼き直しだったりする。
不思議なことにスピリチュアル系は昔から異様に再生回数が多い。コロナで社会のシステムがおかしくなってしまった今、敏感なYoutuberたちが「これ(スピ系)は儲かる」とかぎつけ相次いで参入してきたのかもしれない。にわかスピリチュアリストだから知識も経験もないので「あの人がこう言ってた」「こういうふうに言われています」という物言いになるのだろう。それでも視聴回数が上がる。おそらくこの世界のニーズや市場規模は相当なものがあるのだろう。
それにしてもだ・・・

確かに今年の秋はスピリチュアル系の人たちにとっては一大イベントなんだろう。
世の中が3次元にとどまる人と5次元に上昇する人に分かれるというのだ。これはバシャールの影響が非常に大きいと思われる。バシャールのチャネラーであるダリル・アンカ氏が「物理的に分断される」なんて言っちゃったもんだからみんな大騒ぎ(大喜び)で祭り状態になっているのだ。これ、見た目に何も起こらなかったら今騒いでいる人たちはどう説明するつもりだろう。
「物理的に誰の目にも明らかに分断される」と言ってるのだから「あれは意識の世界の話です。わかる人にはわかるんです!あなたは何も感じなかったかもしれないけど、確かにゲートも閉まったし次元上昇はあったんです、キッ!」なんて言い訳は通用しない。

年末の「やりすぎ都市伝説」特番でバシャールの「物理的に分断される」を聞いたときは私もちょっと驚いたが、よ~く考えるとなかなかイメージがわかない。ゲートが閉まるというのも9月説だったり12月説だったりいろいろあるようだ。「魂の成長」というのであれば個人差があると思うのだが、周波数が上がった人から順番にこの3次元の社会から消えてしまうのだろうか。であれば、ある日突然に「あれ?誰々さんと誰々さん、今日会社来てないよね。無断欠勤?」という会話が世界中の会社で起こるのだろうか。何かのプロジェクトで担当者だった人間が次元上昇して5次元に行ってしまったので3次元の会社にはもう出社しません、みたいな。警察は捜索願いでパンクするだろう。
超常現象も不思議な話にも相当理解を示している私でさえさすがにそれは無理があるだろうと思う。と同時に次元上昇やアセンションなどのスピリチュアル業界最大のイベントに対し、「今、目の前にある様々な面倒から一気に解放されるのでは」という現実逃避の淡い期待をほとんどの人が持ってしまっているのではないだろうか。今あるストレスから解放されるなら誰だってそりゃ嬉しいだろう。しかし期待していて全部ほっぽり出して、結局何も起こらなかった時に待っているのは「絶望」だけだろう。過度な期待は禁物である。
私はヒーラーでもなければ霊感もないし、瞑想も長続きしないしチャネリングなどもちろんできない。だから何の能力も根拠もないのだけれど、おそらくこの秋にかけて次元上昇とか覚醒とかは起こっても不思議ではないし、むしろ起こるんじゃないかとさえ思っている。しかしそれは都合よく目の前の不都合なことから解放されるとか嫌いな奴と会わずに済むなどというものではなく、もっと地味だが本人にとっては「目からうろこ」のような意識改革や体験が、しかも多くの人に起こるのではないか、と予想している。

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