『アウトブレイク』『コンテイジョン』2本立て

映画の部屋

普段通り会社に行ってた時はストレスまみれになり、こんなこと続けていたら胃潰瘍や鬱になるんじゃないかとか思っていたが、いざ世の中がテレワークになり他人と接触する機会が突然断たれると、不思議なもので今度は妙に落ち着かなくなりネガティブ思考が止まらず、物事全てを悲観的に考えてる自分がいた。
全く勝手な話である。なんでだろうと暗い考えのまま煮詰まっていたら、結構そういう人が多いらしい。もちろんその人の業種や仕事内容、立場にもよるだろうが、もっと深刻なコロナ鬱、コロナDV、コロナ離婚など、テレワークや自宅待機でメンタルがおかしくなっている人が少なくないという。

そんな自宅謹慎GWだったのでAmazonプライムやHuluで映画を観ていた。

少し前に『感染列島』と『復活の日』と立て続けに観たので、感染ものをさらに2本。

これももう何年も前に見たがストーリーを全く覚えていなかった『アウトブレイク』(1995年)と、リアル感が評判だった『コンテイジョン』(2011年)だ。

『コンテイジョン』は全体的に雰囲気も結末までの流れも『感染列島』に似ていて、アメリカ映画にしては結構重たかった。感染拡大の恐怖と同時に民衆のモラル崩壊も描いていた。

ワーナーブラザーズの公式サイトのあらすじではこんな風に書いてあった。

「香港出張からアメリカに帰国したベスは体調を崩し、2日後に亡くなる。時を同じくして、香港で青年が、ロンドンでモデル、東京ではビジネスマンが突然倒れる。謎のウイルス感染が発生したのだ。新型ウイルスは、驚異的な速度で全世界に広がっていった。米国疾病対策センター(CDC)は危険を承知で感染地区にドクターを送り込み、世界保健機関(WHO)はウイルスの起源を突き止めようとする。だが、ある過激なジャーナリストが、政府は事態の真相とワクチンを隠しているとブログで主張し、人々の恐怖を煽る。その恐怖はウイルスより急速に感染し、人々はパニックに陥り、社会は崩壊していく。国家が、医師が、そして家族を守るごく普通の人々が選んだ決断とは──?」

一方『アウトブレイク』は感染したら二、三日で確実に死ぬという致死率100%のエボラを超える最強ウィルスと軍の陰謀、それに立ち向かう主人公。エンターテイメント性を取り入れ最後はハッピーエンドで終わるというアメリカ映画の王道を行く作品である。結構無茶苦茶な展開もあり、ツッコミどころ満載だがこれはもはや娯楽作品だからそれでいいのだ。さすがにもう公式サイトがないのでYahoo!映画にあった解説ではこんな感じ。

「アフリカ奥地で発生した未知の伝染病がアメリカに接近。厳戒の防護措置が取られるもウィルスはとある地方都市に侵入!街は完全に隔離され、米陸軍伝染病研究所はウィルスの謎を懸命に解き明かそうとするが……。エボラ出血熱を遥かに凌ぐ致死性を持つウィルスの恐怖と、それに立ち向かう人々の姿を描いたパニック・スリラー」

スカッとするのはもちろん『アウトブレイク』。
『コンテイジョン』も『感染列島』も『復活の日』も見た後は重たい気分になるだろう。
しかし現実に近いのは後者かな。

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