レイクタウンの中のイオンシネマのIMAXで『ゴジラ-1.0』を観て以来、何度となく考えていた。
「もう一度見ておくべきか・・・」
というのも、レイクタウンのIMAXスクリーンがどうにも小さく感じたからだ。
今回最初に『ゴジラ-1.0』を観るにあたり、4DXで見るかIMAXで見るかの選択に迷ったが、あるネットの情報で
「IMAXは中央ではなく、前方で見たほうがいい。湾曲したスクリーンの両端がギリギリ視野の隅に入るくらいのところで見るとまさにスクリーンの中に自分がいるように錯覚する」というのを読んだので、4DXではなくIMAXにしたのだった。
当然レイクタウンで席を予約する際もわりと前方の席を選んだのだが、そもそもスクリーンが期待していたほど大きくなかったのと、前方と言ってもちょっと詰めの甘い中途半端な位置だったこともあり、なかなかIMAXの恩恵を得られなかったという印象だった。
「アバターを観た時の池袋の劇場で観たらどんな感じなんだろう」
アバターを観たのはグランドシネマサンシャイン池袋で、ここのIMAXシアターのスクリーンは高さ18.9m、横25.8mの超巨大スクリーンで国内最大だという。
観ようか観まいか2週間くらい迷っていた。
作品自体はいずれAmazonプライムビデオやNetflixでもやるだろう。
しかし劇場で見れるのは今しかない。
ということでおれは会社帰りに池袋に向かった。
実際再びグランドシネマサンシャインのIMAXシアターに入ってみると、やっぱりデカい!
ものすごくデカいスクリーンだ。
今回は前から4列目の中央の席を選んだが、結果的にはもう一列前でも良かったかもしれない。スクリーンの湾曲がそれほど大きくないのだ。そう思うとつくづく昔銀座にあった「テアトル東京」という劇場はスゴかった。ここは床から巨大なスクリーンが立ち上がり、その湾曲度もかなりなもので、ここで『スターウォーズ帝国の逆襲』を観たのだが、3Dでもないのにまさにミサイルが自分の横を通り過ぎていくかのようだった。
で、グランドシネマサンシャイン池袋のIMAX、これは大正解だった。「まるでスクリーンの中に・・・」とまで言うのはちょっと大げさだが、この迫力は見事なものだ。
と同時に『ゴジラ‐1.0』という作品、これはやっぱりスゴい。今までの東宝が何十本作ったか分からないあのゴジラシリーズは一体何だったのかと思えてくる。エヴァンゲリオン庵野秀明の『シン・ゴジラ』もいい作品だとは思うが、『ゴジラ-1.0』に出てくる一切妥協のない凶暴で暴れまくるゴジラはまさに「これぞゴジラ!」と言っていい。
さらにもうこれは世界最先端と言ってもいいほどの特撮技術。これもスゴすぎる。ハリウッドゴジラどころの騒ぎではない。この特撮を見るだけでもお金を払って劇場で見る価値はあるだろう。
米国でも興行成績が第1位になったというが当然だろう。
願わくば、つまらない続編だったらもう作らないでほしい。
メカゴジラもキングコングもいらない。
人類のためにキングギドラと戦う、なんてことがあってはならない。
ゴジラはあくまでも人類の味方などしてはいけないのだ。
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