24日に東京国際フォーラムで甲斐バンドの東京公演があった。
おれは大宮に行ったのでこっちは行けなかったが、ファンサイトのネタバレBBSを読む限りではとても良かったそうじゃないか。
うーん、素直に悔しい。
「大成功でよかったですね」なんていうセリフがはけるほどおれは心が広くない。
じゃあ一体大宮のはなんだったんだ。
うちは子供がまだ小さいので、大宮の時だって奥さんの両親に「3時間だけ預かってください」と言って出かけたのだ。そう何度も行ける訳ではない。
最後のチャンスは来年2月の武道館か。
ムリだな、まず行けないだろうな。
そうなると大宮がますます悔やまれる。
そういえば何年か前、同じ東京国際フォーラムで郷ひろみのコンサートを見たことがある。
鬼嫁がぜひ見たいというのでしぶしぶ見に行ったのだ。
会場へ向かう中、おれは考えた。
「郷ひろみのコンサートに行く人って、一体どんな人たちなのだろう。昔ファンクラブに入っていて今はオババと化したおばちゃんたちばかりなのだろうか」
そんな中に入っていくのはちょっと恥ずかしいな・・・。
しかし蓋を開けてみると会場にはまさに老若男女、実に幅広い層がいた。
おれは2階席だったが、後ろまでぎっしり満員だった。
「この人たちははたしてどんなふうに聞くのだろうか。やっぱり正しくおとなしく座ってじっと聞き入るのだろうか」
しかしオープニングの「マイレイディ」が始まると老いも若きも会場は総立ち。
会場のボルテージは一気に上がった。
おお、これはロックコンサートかっ!
乗り遅れてはいけないと思わずおれも立ち上がった。
驚いたことに、他の人の書き込みにもあったが東京国際フォーラムの2Fフロアは、全員スタンディングになると本当に「揺れる」のだ。
あれ、いつか床が落ちるんじゃないだろうか。
しかしそれにしても郷ひろみはさすがにプロだと思った。
おそらくおれのように、付き合いで仕方なく来たおとーさんたちもたくさんいたんだろうが、笑えて、聴けて、誰にでも十分楽しめる2時間だった。
そんな郷ひろみはやっぱりすごいと思う。
話はまた戻るが、だいたい大森さんがいないのになぜ「甲斐バンド」を名乗るのだ。
「甲斐よしひろコンサート。ギター・田中一郎、ドラムス・松藤~。甲斐バンドのナンバーだけ歌います」でいいじゃないか。
もったいつけて「甲斐バンドのラストツアー」なんて言ってるけどさ、おれに言わせりゃ「甲斐パンド」はもういない。
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