これがCIAのUFO公開文書!『CIA UFO公式資料集成』

本棚

ここに一冊の珍しい本がある。
「CIA UFO公式資料集成」というタイトルだ。発行は1990年。3500円もする本だ。

1974年、米国で情報公開法が定められた時に米国のUFO研究団体GSWが、CIAを相手取って裁判を起こした。
「UFOに関連する資料をすべて公開せよ」というものだが、当然CIAは「そんな調査もしてないし興味もない。だからそんな資料あるわけがない」と言っていたが結果はCIAの敗訴。
ぞろぞろと資料が出てきたのだ。
本書はそれを翻訳したものだ。
資料集だから読んでいてもとくだん面白いものでもない。
読み進めようとしてもあっという間に眠くなる、なかなかの手強い本だ。
しかも大事な部分は黒塗りになっていたりする。
レポートや私信のやり取りなどが中心で、翻訳しただけだから話の前後もつかみにくく、誰から誰への私信なのかとか、その人はどういう立場の人なのかとか、あるいは何の件について話しているのかなど人物の相関関係がまるで分らないので全体像がぼやけてくる。

ちょっと歴史をたどると、米空軍はUFO調査機関として

1948年にプロジェクト・サイン、
1949年にプロジェクト・グラッジ、
1952-1969年にプロジェクト・ブルーブック

と改称しながら研究を続けたが国防上の脅威は何もなかったとして解散。
その間にCIAはロバートソン査問会を開催。UFO問題は科学的研究として意味なしと結論付けていた。

自分の理解が正しいかどうかちょっと自信はないのだが、ざーっと読んだところ、CIAは紛れもなく関心を持ってずっと調査はしていたようだが、結局のところ「よくわからなかった」という結末だったのではないか。
CIAと国防総省、NAS、FBI、空軍、政府の立ち位置や力関係もよく理解してないのでなおさらよくわからない。高官同士の手紙のやり取りでもかみ合っていないものもあるが、そういうのもそのまま訳しただけなので余計眠くなる。

一昔前は「UFOなんてあるはずがない」という考えが世の中の大半を占めていたし、その風潮は実は今でもあまり変わってないのかもしれない。

私は今までの人生においてUFOもUFOらしきものも一度も見たことがない。
それでも私は全くの肯定派である。しかも「この広い宇宙に知性を持った宇宙人は当然いてもおかしくないでしょ」なんていうレベルではなく、「すでに地球に来ているとしか考えられない」という立場だ。

空軍パイロットや航空パイロット、民間人の目撃証言、オーパーツなどの古代遺跡や壁画に残る宇宙船にしか見えない絵、米国をはじめとした世界の政府レベルの各調査機関で極秘案件として調査している現状から考えれば「いる」と判断する方が自然ではないか。
「ない」ものを調査研究し続けていること自体不自然だ。
そしてつい3か月前、米国防総省はなんとUFO映像を公開し、これは日本でもニュースで放送された。なんでこのタイミングで・・・?


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