子供が生まれて以来、妻の態度が変わった。
子供の生まれる前と後、その変わりようはテレ朝の『大改造!!劇的ビフォーアフター』ぐらい違う。
だから直接本人に聞いてみた。
「おかあはなぜおれに優しくしないのだ」
すると驚くべき答えが返ってきた。
「おとうがあたしに優しくしないのに、何であたしだけおとうに優しくしなけりゃいけないのよ」
全くオドロキだった。
何を言っているんだこの女は。
夜泣きをしていた最初の約2年間、おれは夜泣き担当として毎晩2時に起きてミルクを作っていたじゃないか。
休みの日は風呂掃除もしてるじゃないか。
3ヶ月に一度、妻の両親を連れて温泉にも行ってるじゃないか。
なるべく妻の実家にも行くようにしてるじゃないか。
最近では妻を休ませようと、土日は子供を連れて公園とか越谷レイクタウンとか出かけるようにしてるじゃないか。
3人でレストランに行けば、おれが子供に食べさせているじゃないか。
毎月の小遣いだって3万円でガマンしてるじゃないか。
それなのに・・・それなのに・・・なぜだ・・・・・・・・・!
多分、心理カウンセラーなんかは
「あなたの”やってあげてる”という気持ちが伝わるのよ。”あげる”というのはとっても失礼よ、何様のつもり?」
とか言うのだろう。
そんなことはない!(キッパリ)
おれは育児に「積極的」に参加しているのだ。「やってあげてる」なんて上から目線の行動では断じてない。
なぜやつはこのおれの気遣いと努力を認めようとしないのだろう。
「すぐに自分だけテニス行ったりしてるでしょ」
何を言っているのだ、週に一回、たかだか1時間半のテニススクールだ、いいじゃないかそれくらい。そもそもこれだって子供がまだ生まれる前、自分が一緒にやろうって誘ったんじゃないか。(妻は今は退会している)
「家の掃除もトイレ掃除もしないでしょ」
だから風呂掃除はしてるじゃないか。
「ご飯だって作らないじゃない」
だっておれが作るのマズイから料理はするなと言ったのは自分じゃないか。
「おとうはいろいろ恩着せがましく言うけどね、あたしはそれを毎日やってんの！主婦はおとうみたいに休みなんてないの！」
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