「コロナ終息後、世界は覚醒したものと眠りにつくもの(覚醒しない人)と物理的に分断される」
byバシャール
バシャールとそのコンタクティでもあるダリル・ハンナの映画があるそうだ。
異星人なのになぜか支持層の厚いバシャール。
彼(?)のいう「覚醒」とは何だ?
この手の検索はgoogleで探すよりもYoutubeで探したほうが早い。そこで早速調べてみると、これまたわんさか出てくる。
「バシャールからの緊急提言」
「バシャールが語る覚醒の方法」
「バシャールに聞いた高次元の世界」・・・
「覚醒」やら「アセンション」やら「高次元」「パラレルワールド」などスピリチュアル大好き人間にとっては大好物のフレーズが並ぶ。
断っておくと、私もスピリチュアル否定派ではないし、UFOだって200%事実だと思っている人間だ。それでもこれだけ多くの動画サムネイルを見ていると、信ぴょう性の怪しいものも相当、というよりほとんどが怪しく見えてくる。
最近よく見かけるのが、ある人気Youtuberが本の紹介をすると、数日後に同じ本で同じようなサムネイルタイトルで動画アップする人がぞろぞろ出てきたりする。要は単なるパクリだ。投稿した本人にしてみれば検索で上位にさえ上がればそれで広告収入が期待できるのだろうが、本当にその人の人生はそれでいいのだろうか。余計なお世話か。
まあ「覚醒」部門でもそれらしきパクリ疑惑のものがたくさん出てくる。
「私覚醒しました!(覚醒した先輩として)皆さんにシェアします!覚醒するためには感謝をして他人を許して・・・」などみんな同じことを言ってる。
素直な人は「みんな同じことを言ってるということは、それは真実なのだろう」と取るのかもしれないが、私にとっては単なるパクリにしか思えない。臨死体験をした人が皆「強い光とトンネルが・・・」と言ってるのとはわけが違う。
まあそれでも我慢して、とりあえずどんなこと言ってるのか見てみた。まずは例のバシャールだ。
とある動画では「覚醒するためのステップ」のようなものが書かれていた。このタイミングで覚醒できないと相当マズいらしい。ここで乗り遅れたらもう次はないよ的なことを言ってる。
それには5つのステップがあるという。
第1ステップ・・・すべての人を許す
第1ステップからハードルが高すぎる。
すべての人を許すなんて、そんなことができるわけがない。
そういえばものすごく昔、『エヴァンゲリオン』のゲームソフトをやりたくてそのためだけにNINTENDO 64を買ったことがある。しかしその第1ステージ、「第一の使途」がどうしても倒せずにブックオフに売ってしまった。バシャールの第1ステップもまさにそのパターンじゃないか。
第2ステップ・・・自分を許す
これもよく聞くセリフだが、一体何をどうしたら自分を許したことになるのかが永遠の謎である。
例えば「あなたは自分が好きですか?」とか聞かれてすぐに「好きです」「嫌いです」と答えられる人ならまだしも、もし自分がそう問われたとして想像すると、自分は自分で自分以外の誰にもなれないのだから好きだろうが嫌いだろうがそんな質問自体が曖昧過ぎて成り立たない。
第3ステップ・・・トラウマの解消
自分の人生の中で何がトラウマになっているのか。あるいは前世のトラウマか。退行催眠でもやってそれを思い出せという話だろうか。そしてこれはワイス博士の『前世療法』でもわからなかったのだが、トラウマとなる「事件」を思い出しさえすればトラウマは解消されるのだろうか。
第4ステップ・・・ハイヤーセルフにつながる
これ自体が「覚醒」っていうやつじゃないの?何よりもその「つながる」とは、「なんか声が聞こえた(気がする)」「突然イメージが降りてきた(気がする)」とかだと単なる気のせいとか無理やりそう思いたい、だったら意味がない。
第5ステップ・・・ワクワク生きる
もう何言ってんのかわかりません・・・。
全然茶化すつもりではないが、あまりに情報が玉石混交の状態でスッキリしない。
「私覚醒しました」と言われても別に認定試験もそれを証明するすべもなければ、ホントかどうかジャッジする手段もない。もはや言ったもの勝ちの世界になってしまう。
Youtube動画でも、証明義務がないのをいいことに「覚醒しました」の人たちが「人はどうすれば幸せになれるか」を説く。
そんな中で気になる動画を見つけた。「アルーナ暁子」という海外に住んでる女性で、この人も自分は覚醒したと宣言しているのだが、面白いことになぜかちょっといつも怒り気味なのである。
覚醒=悟り、のイメージから想像すると、怒ってる時点でダメじゃんと思ってしまったりもする。
この人の動画をいくつか見ていくと、最初は穏やかに話しているのだがだんだん興奮してくるのか、途中からいつも怒っているのでちょっと面白い。
「いつまでも甘えてんな」
「全部それ、お前の言い訳じゃねーか」
「いい加減スピリチュアルのファンタジーから目をさませ」
言うことはキツイが痛快な部分もある。
「誰かに叱ってほしい」人たちにはウケるかもしれない。
信じるか信じないかはあなた次第!
コメント
アルーナ暁子はマルチビジネスに引き込むためにYouTube動画を残しています
スピリチュアルを利用し視聴者を集めvyvoというマルチビジネスの
集会に誘導、恫喝して信者から集金しています 大勢の被害者が出ています 気をつけて下さい
https://youtu.be/AvmM-L3V_do
コメントありがとうございます。youtueの動画、ちょうど先週くらいに私も見ました。YoutubeからLINE、ビジネスへの勧誘ってまあよくある手法なんでしょうけど、脅かすようなことを言ってしまったらアウトですね。