『翔ぶが如く』-司馬遼太郎

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司馬遼太郎の『翔ぶが如く』を読み始めた。
この間の幼稚園願書争奪戦に向け、夜中読もうと思って買っておいたのだ。

司馬遼太郎といえば『竜馬がゆく』が圧倒的に有名で、全八巻の長編だがおれもこれだけは何度も読み返した。今まで同じ本を5回以上読み返したのはこの『竜馬がゆく』と『夢をかなえるゾウ』くらいじゃないだろうか。
『翔ぶが如く』は、裏表紙の紹介文を読んで、おそらく幕末から明治維新の話だろう程度の認識だった。しかし『竜馬がゆく』の時と違って今回はなかなか読み進めない。その大きな要因のひとつに、おれが歴史を知らなさ過ぎるということが原因のようだ。自慢じゃないがおれは田舎の新設高校に二番の成績で入り周りから「天才」と言われたが、おれの歴史知識の無さは、それはそれで周りを驚愕させた。歴史といわず社会科全般だったがとにかくそれはほとんど「無知」といってもよかった。その原因は多分おれの中学時代の過ごし方にあったのだろう。


中学の頃、おれは歴史と地理の授業で何かを学んだ記憶が無い。異常なくらい興味が無かった。日本地理も世界地理も日本史も世界史も何も「知らない」まま卒業してしまった。そして大人になって、それは恥ずかしいことだと気づいた。恥ずかしいし、もったいないことだろう。幸い地理に関しては、大学受験で地理B(世界地理)を選択し、独学で勉強したおかげで、当時はアメリカの州からアフリカ大陸の国々はフリーハンドで図示して正確に名前を言えたし、世界の生産物、気候、河川や湖、湾からフィヨルドの名前までかなりマニアックに知るところとなった(もちろん今はその記憶はきれいに無くなってしまったが)。しかし歴史に関しては相変わらず空白のままだった。大学時代に初めて『竜馬がゆく』を読んで幕末の頃の事情は多少理解したが、じゃあ子供に教えられるかというとかなり怪しい。近代史は時代がそんなに昔のことではないのでまだ理解しやすかったが、いわゆる「日本史」はいまだによく分らない。おれの父親は理科の先生だったが歴史が大好物で、「歴史なら免許は無いがすぐにでも授業で教えられる」と豪語していた。おれの遺伝子は一体どうなっているのだ。
『翔ぶが如く』は登場人物が知らない人ばかりで、しかも歴史専門用語がたくさん出てくる。だから進んでは戻って頭の中を整理し、また進むというのが続いているのでなかなか前に進まない。
『竜馬がゆく』はもちろん坂本竜馬が暗殺されるところで終わるのだから、その続きから入ってくれればもう少し理解しやすかったのだが・・・。

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