『マトリックス』3部作、6時間43分を一気に見た!

映画の部屋

9月の4連休、ついに最後まで見た。『マトリックス』三部作なんと合計6時間43分。

『マトリックス』(1999年)
『マトリックス リローデッド』(2003年)
『マトリックス レボリューション』(2003年)

もう訳が分からない。何なんだこの映画は。

1作目が公開された時には「世界が驚愕した」とか「SF映画の金字塔」とか称賛されたらしいが、本当だろうか。単に宣伝が上手くてヒットしただけじゃないんだろうか。この映画を観て、その内容をちゃんと理解できた人が世の中にいったい何人いたのか非常に疑わしい。

実は私も見るのが今回が初めてではなく、公開当時は宣伝に乗せられて劇場で見た。ほぼ意味が分からず、2作目はどこで見たかも覚えてない。もういいやと思いながらも3作目は、仕事で海外に行ったときに、帰りの飛行機の中で見た。そして今回は改めて3本全部まとめて見たのだった。

ざっくりいうと、我々が今認識して暮らしているこの世界自体がコンピューターに作られた仮想現実の世界(マトリックス)であり、救世主として選ばれたネオ(キアヌ・リーブス)がそこから目覚め、人類を救うべくAIのプログラムと戦う、というような内容なんだろう。
映画を観ながら混乱してくるのは、ところどころつじつまが合わないと思える部分が多々出てくるからだ。しかしそれはつじつまが合わないのではなく、ただ単に私の理解力が足りないだけなのか。
覚醒したネオがAIのエージェント・スミスと戦う手段がもっぱら「カンフー」というのも唐突すぎて理解不能だ。なんで「カンフー」なんだ?これ、私にとってはこの作品の最大の謎である。
他にもまだまだあるぞ。
なんで人間が電話回線を通じて仮想現実と行ったり来たり出来るんだ?
なんでスミスはコンピューターのくせに現実世界に出てこれたんだ?

登場人物たちの相関関係もよく分からない。考えれば考えるほど混乱してくる。

2作目では一応見せ場となっているらしい高速道路でのカーチェイスは、いくら仮想現実の世界での話といえど限度というものがあるだろうと辟易してしまった。このシーン、長すぎる。きっとアメリカ人はカーチェイスが大好きなんだろう。

この貴重な4連休に6時間超もこんな映画に費やしたのかと思うとすごく損した気分になった。実は何度も途中で「もういっか」と中断しようとも思ったのだが、随所に気になるフレーズが出てくるので、それも結構気になってずるずると最後まで行ってしまった。

納得いかないのでYoutebeにあったマトリックスの解説サイトの一つを見てみたが、なんか超オタッキーが解説しているようでこれもついていけなかった。「実は、ネオも人間ではないのです」とか言ってたが、お前は原作者か。そういえば以前、会社のWEB制作をしていたWEBデザイナーの女が熱狂的なスターウォーズマニアで、スターウォーズの物語の流れに関しても「ジェダイの騎士になるためには…」とか熱く語っていた。

そんな中で、素性はよくわからないが「Naokiman Show」というチャンネルがあり、ここでもマトリックスの解説動画があった。

「これ、ほとんど実話とも言われていて・・・」

んなわけないだろ、とツッコミを入れつつ聞いていると、ふむふむ、なるほどなるほど、とだんだん腑に落ちていくような気分になった。説明がかなりクリアでこれならわかりやすい。ストーリー自体はもちろんフィクションではあるが、この「マトリックス」という概念、仮想現実の世界というのはあり得る話なのか・・・?

Naokiman Showチャンネルは以前からも知っていて、たまーに見るくらいだったが、改めて詳細を見るとチャンネル登録者数は136万人、マトリックスの解説動画の再生回数は143万回というとてつもない数字だ。いったい何者だろう。3年位前から動画をアップしているようで、都市伝説全開のものも少なくないが、マトリックスを見てがっかりした人はこの動画を見るといいかもしれない。

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