UFO信者も否定派も観るべき作品『ファースト・コンタクト』

映画の部屋

今年のスピリチュアル業界で大盛り上がりのアセンションや次元上昇や2極化だけど実際何が正解で何が起こるのか、あるいは何も起こらないのか、結局その時になってみなければわからない。このブームに乗っかろうとしてここ最近続々とわいてきたにわかスピリチュアリストたちにうんざりしていたが、実は私も「何か起こるのではないか」とひそかに考えてる一人だ。しかしそれは何やら霊的な話ではなくもっと物質的な話として、「異星文明の情報公開」ならあってもおかしくないかな、と思っているのだ。「異星人の介入」と言ってもいい。最近の世界各国でのUFO映像の公開はその布石で、情報を小出しにして国民に心の準備をさせてるのではないか、とか結構真面目に考えているのだ。
そんなふうに思っていたところにこの映画だ。

『ファースト・コンタクト』(2017年・イギリス)。
以前、バシャールの映画で同じタイトルのもがあったがあれとは全く別物。
邦題は何のひねりもなく使い古された言葉でインパクトゼロだが原題は『The Beyond』。
まだ映画の内容を表してるが、やっぱり何かサブタイトルが欲しいところだ。映画の評価はどこの評価も星2つ半ぐらいであまり高くないが、「お前らどこを見ていたんだ!」と言いたい。これは間違いなく星5つものの問題作だ。と言っても「面白かった!」とか「スカッとした!」とかが期待できる作品ではない。ストーリーにはあまり触れないが、もし異星人が人類の前に自分たちの存在を示すとしたらこういうやり方ではないか、と思わせる内容だ。

ドキュメンタリーのような作りになっており、それはまるで『第三の選択』を彷彿とさせ、とてもリアルでフィクションであることを忘れさせる。途中からはまるで今、実際に起こっていることのように錯覚してしまった。

不思議なことに、見始めてすぐに「これ結構な問題作だな」と認識しているにもかかわらず、眠気で何度も意識が飛ぶ。慌てて少し戻ってまた再生、というのを何度も繰り返し、映画自体は1時間半くらいなのだが観終わるのにずいぶん時間がかかってしまった。確かにドキュメンタリータッチなので余計なBGMなども入らず、淡々と進んでいくのだが、それにしてもまるで何かが私がこれを見るのを妨害してるんじゃないかと思うほどだった。

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