グアム旅行はディズニー(千葉)に変わった

育児の部屋

「年末にグアムに行こう」
昨年の8月頃、おれは妻に提案した。
思えば海外なんて、子供が生まれてから7年間、仕事でも行ってない。
「結婚記念日にハワイに行きたい」などとよく妻は言っていたが、子供が8時間10時間のフライトでおとなしくしているとは思えなかったのでずっと流れてきた。

しかし子供ももう小学1年生だ。ましてグアムなら3時間。
おれはさっそく年末の休みをどさくさにまぎれて会社に申請し、旅行会社で年末のグアムを予約した。

2週間後、旅行社から「飛行機がとれました」と連絡があった。
しかしこの期に及んで妻からネガティブな発言が出始めた。

「ちょっと高いんじゃないか…」

旅行代金は3泊4日で大人ひとり約14万円、子供約11万円。
何を言っているんだ、思い出はプライスレスだ!とおれは聞く耳を持たなかった。
3人で39万円か・・・ふん、それでもいいのだ!プライスレスだ!

そんなある日、前々から気になっていた台所の蛇口のパッキングをいいかげん直そうという話になり、地元の水道屋に連絡した。
どうせゴムパッキングを代えるだけだろう、せいぜい数千円の話だろうとたかをくくっていたら、蛇口とその土台に問題があり、それぞれ交換と補修ということになり、7万円もの臨時出費となってしまった。

もっと言えば、この数週間前に洗濯機が急に動かなくなり、仕方なく買い替えたがここでも12万円の出費だった。

おれはこれらの事実から目をそらし、パスポートの準備に取り掛かった。
私も妻も、もうとっくに期限が切れていたのだ。
住民票だの戸籍謄本だのを取得し、いざ申請に行こうとした日、おれは何気に妻に聞いた。

「パスポートって、ひとり7,000円だか8,000円だか、それくらいだよね」
「何言ってんの?そんなんで取れるわけないじゃん」

ネットで調べると、大人ひとり16,000円、子供6,000円と書いてあった。
こんなにしたっけ。
待てよ、すると3人分で38,000円。旅行代が39万円で、厳密に言えば向こうでの食費やらなんやらで4~5万は見ておいた方がいいだろう。

すると全部で47万8,000円!

4月には消費税が上がるからその前にエアコンも買い替えなければならない。
あ、6月には車検もある。

さすがにおれはひるんだ。

この現実を前にもう「プライスレス!」なんて言ってられない。
冗談じゃない、たかだかグアムごときでなんで50万円も出さなきゃならないんだ!
おれはあっさりとグアム行きを撤回し、旅行社にはキャンセルの電話を入れた。
しかし子供には何と言うかな。まあどうせ「グアム」といったって本人はよく分かっていないだろう。

そこで出てきたのが「ディズニーランド宿泊付き」の代替案だ。
オフィシャルホテルに泊まってディズニーランドとディズニーシー両方に行こう!
この案に子供はあっさり騙された。

おれはすぐに楽天トラベルでホテルを探した。
アンバサダーだのミラコスタだのは9月初旬で既に満室だったが、仮に空いていたとしても高すぎる。
いくつかの候補の中から、ヒルトンに決めた。後にこの選択は大失敗だったと分かるのだが。

ディズニーのパスポートはネットで申し込み、総額でもグアムの5分の1強で済むはずだった。
車で行こうかとも思ったが、ヒルトンがたとえ宿泊者でも1日2400円駐車代をとる、という話だったので電車で行った。
ただ、オフィシャルホテルは荷物を舞浜駅の前にあるなんとかセンターで預かってくれるということだった。


当日、おれたちは8時半ごろ舞浜駅に到着し、そのなんとかセンターに荷物を預けに行った。
たぶんそれはクロークのようなものだと思っていたら、普通のチェックインだった。
おれたちの前に5家族くらい順番待ちをしていた。
そしてその1グループにかける時間が長い。
何でこんなに長いのか、いったい何を話しているのか分からないがとにかく長すぎる。
8時半に来たのにとっくに開園時間を過ぎてしまった。

50分ほど待ったころに係員が近寄ってきたので
「ずっと待ってるんですけど、荷物を預けたいだけなのになんでこんなに待つんですか」
と言うと、
「すいません」
と言ってすぐに対応してくれたが、我々の家族に要する時間はものの数分で終わった。
いったいどういうことだ。

荷物を預け終え、我々はさっそくディズニーランドに向かった。
さすがに朝から混んでいる。

おれたちの作戦は前回通り、まずマストで乗らなければならないもののファストパスをゲットし、その間にたいして待ち時間がかからないやつを攻めていく、というものだった。
そこでロッキーサンダーマウンテンのファストパスをとり、それからジャングルクルーズに乗り、続けて名前は分からないが汽車に乗った。
それが終わるとちょうどファストパスの時間になった。
その時点でロッキーサンダーマウンテンは2時間待ちの列になっていた。
まずここに2時間並ぶという神経がおれには理解できない。
ここに並んでる奴の頭の中は一体どーなってるんだろう。
おれたちは2時間コースのわきのファストパスのレーンをすばやく移動しながら、さっさとロッキーサンダーマウンテンに乗ってしまった。
続いてスプラッシュマウンテンのファストパスをとり、待ってる時間でスモールワールド、カリブの海賊、白雪姫と、次々と攻略して行った。
3番目にスペースマウンテンのファストパスをとったが、これは20:30の回だったので結局行かなかった。
しかしそれでもその後、ゴーカートに乗り、ダンボに乗り、メリーゴーランドに乗り、宇宙ステーションの飛行機みたいのにも乗って、子供にとっては十分だっただろう。

さて、昨年来た時も感じた園内の飲食の高さだ。
ホットドッグ800円なんて成田空港でもそこまではやらない。

経営元のオリエンタルランドが本当に利用者の利便性を考えるなら、園内にコンビニやファーストフード、ファミレスを導入するべきだ。
セブンイレブンやローソン、マクドナルド、ガスト、吉野家やスターバックスが入ったっていい。
「それは夢の国にそぐわない」とでも言うだろうか。
現状ではレストランが少ない上、ここでもまた並ばされ、挙句の果てにホットドックひとつに800円も取られたんじゃ納得いかない。
アトラクションに2時間も並ばせておいて何が「夢の国」だ(まだ別にそんなこと言われたわけじゃないけど)。

日が暮れ、おれは全く興味のなかったエレクトリック・パレードを観たらもう子供は限界だった。
園を後にし、舞浜駅のイクスピリアで夕食をと考えていたが、子供が寝そうだったので先にホテルに行くことにした。
ヒルトンならレストランもたくさん入っているだろうと踏んだのだ。

ホテルに着くと、レストランはバイキングと地中海料理だけで、ちなみにバイキングは大人ひとり5400円、子供は3000円くらいだったか。
地中海料理では一番安いパスタでも2000円もする。
結局パスタにしたのだが、そこに出てきたのは「2000円もするとやっぱり違うよね」というようなものではなく、本当にごく普通のどこにでもあるようなパスタだった。

せっかくの初日の締めが不本意なディナーというのも残念だったが、もっと残念なことにこのホテルにはコンビニとパン屋が入っていた。
分かっていればそれで十分だったのに。

さて、夕食を終えた我々はフロントでチェックインをしなければならなかった。
朝、まさに荷物を預けただけだったので仕方ない。
しかしここでも朝と同じ状況に出くわしてしまった。

フロントが1グループにかける時間が異様に長い。
いつまで待たせるのだ・・・。
子供はついに力尽き、ロビーのソファーで深い眠りについてしまった。
待つこと数十分、やっと順番が回ってきた。
そこに履歴のメモでもあったのか、フロントの姉ちゃんは
「朝は大変お待たせしてしまったようで申し訳ありません」と言った。
「今も十分待ったんですけど」と思わず言ってしまった。

部屋は狭くはなかったが、これがヒルトンの上位クラスの部屋だというのだったら、いつも仕事で使っているサンルート有明の9000円くらいのシングルと質感はあまり変わらない。
これはサンルートが優秀なのかヒルトンがしょぼいのかは分からないが。

2日目、おれたちはディズニーシーに向かった。
個人的にはディズニーシーは初めてだ。
なかなか落ち着きのある大人の雰囲気じゃないか。
「インディージョーンズが絶対面白い」
と妻が言うので、まずはこれのファストパスを目指した。
これも驚くことに、2時間待ちをしている奴らがいる。
一体どういう時間感覚をしているんだろう。

ディズニーシーではいろいろ乗ってみたいのがあったが、子供優先だとなかなかそうもいかない。
ファストパスにも限界がある。
妻は寒さに耐えきれず、5時くらいに先にホテルに戻ってしまい、2度目のインディージョーンズに乗るために私と息子は8時まで粘っていた。

冬のディズニーはやはり寒い。
しかし不思議なことにあちこちの屋台売店(?)でアイスを売っていた。
こんな寒い時にアイスなんか買う奴いるわけないじゃんと思っていると、これがいるのだ。
しかも一人二人ではない。
2日間だけでも何度となくアイスを買っている人を見た。
しかしそこをアイスの販売ではなく、コーヒーやココアのホットドリンクを売れば絶対もっと儲かるはずだ。
いや、やっぱりまずはコンビニだな。

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